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2012年1月16日月曜日

未確認飛行物体UFO

中学生の頃、英語塾の帰り道、友達数人と立ち話をしていると、薄暗くなった山際の空を小さな光の点が移動しているのが目に入りました。友達に声をかけると、その光の点は急角度で降下し、再び水平移動に移りました。振り返った友達も「あれ?」と驚きの声をあげたその時、光の点はフッと我々の視界から消えてしまいました。

私とその友達は「UFOだ!」と大騒ぎでしたが、その場にいながら見逃してしまった連中は、「UFOなんているわけない」「飛行機じゃない?」「何かの光を見間違えたんだろう」と全く信用する気配がありません。私たちは「いや、あの動きは飛行機では無理だ。絶対にUFOだ!」と力説したのですが‥。

ところで、このような論争は古今東西、日本中で、いや世界中で何度となく交わされてきたことでしょう。 一時期はテレビのバラエティやドキュメンタリーなどでも大いに取り上げられ、矢追順一氏などが一躍有名人となったこともありました。

まぁ、そんなUFOブームの経緯などどうでもいいのですが、私はその頃から大いに疑問に思っていることがあります。



UFOとは、Unidentified Flying Objectの略であり、日本語では皆さんご存じの通り「未確認飛行物体」となります。ということは、例えば飛行機のライトを見誤ったのであったとしても、それが飛行機のライトであると確定するまでは、あくまでも未確認飛行物体、要するにUFOであって、確定していない時点でUFOではないと断言するのは非常におかしな話だと思うのです。

一般に、「UFO=空飛ぶ円盤」というような認識を持っているため、 このように矛盾した論争がさも当たり前のように交わされてしまうのではないでしょうか。

もちろん、一般には 「UFO=空飛ぶ円盤」という認識が大多数のため、既に言葉の意味が変異してしまったのだとすれば、全くの誤用であるとも言い難いのですが、月刊ムーを創刊号から数年間買い続けるという少年時代を過ごした私としては、ここは間違えて欲しくない重要なポイントなのです。

ということで、まとめ。

●UFO=未確認飛行物体=飛行機かも円盤かもロケットかも風船かもわからないが、とにかく飛んでいる物体。
●空飛ぶ円盤=一般には異星人など地球外生物の乗り物として認識されている飛行物体。

とまとめてみたものの、実はまとめになっていない現実‥。だって空飛ぶ円盤自体が本当に異星人の乗り物なのか確認されていないため、地球上では通常あり得ないアダムスキー型をしていようが、人知を超えた急角度で飛行経路を変えようが、突然目の前で消えてしまおうが、やっぱり未確認飛行物体でしかないのです‥。

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