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2014年6月22日日曜日

ブラジルワールドカップの放送権料は400億円!まじか!

ブラジルワールドカップにおける、日本のNHK+民放がFIFAへ支払った放送権料は400億円にもなるという(そのうちNHKが70%にあたる280億円を負担)。4年に一度のワールドカップは世界中が熱狂する素晴らしいコンテンツであり、それは日本でも同様で、多くの人たちが熱狂していることからすれば、決して高くはないのかもしれないが、果たしてこれが正しいお金の使い方なのかと、私は疑問を感じずにはいられない。

まず、スポーツは非常にお金がかかる。プロであれアマチュアであれ、世界を目指し、さらにその頂点に立とうとするなら、どのような競技であれ莫大な予算が必要になってしまう。早朝にジョギングしたり、仕事帰りにジムで汗を流す程度の運動と比較して、なぜお金がかかるのか?などという疑問はなしでお願いしたい。特にアマチュアの世界では持ち出し持ち出しで生活もままならず、結局才能云々以前の問題で挫折し、足を洗ってしまうアスリートたちがどれほどいることか。

今回の400億円を4年で割ると、1年あたり100億円となる。例えばこれを日本中のアスリートたちの支援に利用すればどうなるか。贅沢を言い始めるときりがないので、1人あたり年間1,000万円支給するとしよう。このくらいあれば少々の海外遠征費を出しながらも、人間らしい生活は可能なはず。すると毎年1,000人ものアスリートを支援することが可能になるのだ。

アーチェリー、トランポリン、バドミントン、カーリング、スカッシュ、クロスカントリー(スキー)、リュージュ、カヌー、トライアスロン、バトントワリング、ラクロス、馬術、フェンシングなどなど、有名競技以外でも世界と闘っているアスリートは山盛りいるわけで・・・。元々世界を相手にしている1,000人に1,000万円支援。さすがに世界の頂点に立てるアスリートが何人も出て来るんじゃないだろうか。

もちろん、テレビ局が支援する以上、取材も自由、というか独占してもいいだろうし、そこから派生する権利ビジネスだって考えていけるわけで、上手く行けば支援費さえ回収出来てしまうかもしれない。もちろん視聴率は取れないかもしれないが、少なくともNHKなら気にしなくても大丈夫なわけで。

もしNHKや民放がこんな取り組みをしてくれるのであれば、私はワールドカップのテレビ中継がなくても我慢するよ。全てのサッカーのテレビ中継がなくなるわけじゃなし、ほんの数日間、世界の話題から置いてきぼりにされたからって、別に悲しくもないさ。YouTubeでハイライトだけでも見せてもらえれば(^^;。


あ、そうそう。でもその資金をなんとか協会とかいう各競技団体へ渡しちゃダメ。どうしたってそこがピンハネしちゃうからさぁ(^^;。

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