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2015年1月12日月曜日

フリーファクトリーという概念

実現にはいろいろな問題があると思われますが、とりあえず概念だけ。

「フリーファクトリー」とは、その名の通り自由な工場。勤務時間とか休日とか以前に、労使の契約関係が存在しない工場のことで、いつでも誰でも、気が向いた時、暇な時、ちょっと空いた時間に働くことが出来ます。フリーファクトリーでは、利用者(労働者)が自分の都合に合わせて労働力を企業へ販売出来るのです。

※内容と写真に関連性はありません(^^;

例えば「(仮名)大和フリーファクトリー」では、未経験者でも働けるよう、封筒貼りやDM封入などの軽作業を扱っており、自分の都合のいい時間に出勤し、帰る際に出来高分の給与を受け取ります。24時間対応しているため、早朝は散歩途中の老人が立ち寄って一時間だけ働いたり、昼間は子育て中の主婦が空いた時間にやってきたり、夕方以降は仕事帰りのサラリーマン、深夜には眠れない学生が入れ替わりやって来ます。

「(仮名)武蔵フリーファクトリー」は機械部品組み立てのため、事前に2時間程度の研修受講が必要ですが、受講カードを持っている人ならいつでも勤務可能です。「(仮名)長門フリーファクトリー」は仕様書に沿ったプログラミングが必要なため、勤務には資格取得が必要ですが、好きな時に来て、好きなだけ働けるのは同様です。この場合は完成したコード数の出来高払いとなります。

もちろん正規の雇用契約がありませんので、各種保険などはありません。が、事前登録しておけば、フリーファクトリー本部が全労働データを集計し、税務処理などまで一括して対応してくれます。本部発行の登録カードが、ある意味社員証のような役割を果たすのです。

ちょっとお小遣いが欲しいなと思った高校生や、3日間何も食べていないホームレスがやってくることもあります。フリーファクトリーによっては対価として現金だけでなく、商品での支払いが可能なところもあり、その場合は現金よりも報酬率が高くなります。例えば100円分の労働をしたとすると、現金だと100円しかもらえませんが、商品だとすると130円のカップ麺をもらうことが出来るのです。

企業としては生産計画の立てられない工場など作っても仕方ない側面もありますが、安価な労働力を日本国内で獲得出来ることは大きなメリットでもあります。

なお、これはアルバイトやパートタイマーに代わる労働形態ということではありません。あくまでも、これまで活用されていなかった各人の細切れな空き時間を活用し、新しい労働方法を生み出すということです。暇だからと家でゴロゴロしている時間、近所のフリーファクトリーで働けばお小遣いが稼げます。本当の意味で子育て女性の空き時間を活用出来ます。まだまだ働きたい高齢者だって大丈夫です。

恐らくフリーファクトリーの創成期には、賃金が安いとか、兼業禁止の就業規則があって働けないとか、雇用の安定性を崩すとか、様々な批判や問題点が出てくると思われますが、こんな働き方があってもいいような気がするんですよねー。ダメですか?

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