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2017年11月10日金曜日

PDCAによる生活改善

私は若い頃から物忘れが激しいうえに極度の面倒くさがり屋で、家に帰っても歩いた後に脱いだ服が点々と落ちてるというような状態。当然持ち物をどこに置いたかなんてさっぱり覚えてなくて、家の中でさえ、あれが無いこれが無いと毎日のように大捜索を繰り広げる日々でした。

でも30歳台前半の頃、結婚もして子供も出来たし、いつまでもこんなことじゃダメだ。大人として当たり前のことは当たり前にちゃんと出来ないとダメじゃん?と、やっと考えるようになりました(^^; 遅過ぎ?

しかし、どう考えても天性とも言うべき激しい物忘れを治すことはほぼ不可能。だけど面倒くさがりの方はまだ何とかなるんじゃないか?ということで「私は必ず物忘れをする」という前提で対策を考えてみることに。

私なりの分析では、物忘れの大きな要因として、覚えることや覚えておかなければならないことが多過ぎるのだろうと。ということは、覚える数を減らすことが必要で、そのためにはある一定の工程をルーチン化してしまうべきだと結論。 例えば「帰宅時のルーチン」は以下のような感じ。

 1:カバンを下ろす
  (1) カバンを所定の場所へ置く
2:ポケットの中身を出す
  (1) キー束をキーボックスへ入れる
  (2) 財布、免許証、携帯を机の左端に置く
3:服を脱ぐ
  (1) 上着をハンガーにかけて所定の場所へかける
  (2) ズボンを所定の場所に置く
  (3) ワイシャツや靴下はまとめて洗濯カゴへ入れる

項目としてはたくさんあるように見えますが、覚えておくべきは「帰宅時のルーチン」というこのひと塊りのみ。要するに1つの量は増えたけど数は減ったということ。

 同じように「寝る時のルーチン」「入浴時のルーチン」「出社する時のルーチン」を作成し、ひとつひとつ確実に実行していくわけです。仮説を立て、対策を練り、実行に移し、問題点を洗い出し、修正を加えることで、家の中で持ち物がなくなるということがほとんどなくなりました。※まだたまにはありますが(^^;

これはまさに、生活に取り入れられたPDCA(Plan, Do, Check, Action)サイクルによる業務改善・・・いや、生活改善ですね(^_^)

2017年7月1日土曜日

トラウマ

誰かが「何々がトラウマになっててダメなんだよねー」とかいう話をするたび、正直いつも「なんだよそれ!」っていう気持ちで聞いていました。例えば目の前で壮絶な事故や事件を目撃してしまったというのならともかく、トラウマなんてそうそうなるもんじゃないし、何かの言い訳に使ってるだけじゃん!と。

実際私自身、当時トラウマだと感じるようなことなど一つもありませんでしたし、だからこそ、そうそう簡単になるようなもんじゃないという認識であり、気軽に口にする人を軽蔑さえしていた嫌いがありました。

ところで皆さんは覚えているでしょうか。もう随分前の話ですが、確か綿菓子の割り箸を口にくわえていた男の子が転んでしまい、その拍子に割り箸が脳にまで達して亡くなってしまった事故。このニュースが私に予想外の変化をもたらしました。

テレビのニュースだったかワイドショーだったかは覚えていませんが、どのように割り箸をくわえていて、どのように転び、そして割り箸がどのように刺さって脳にまで達したのかを図解入りで詳細に報道したのです。

すると私の中で、そのシーンがついさっき目の前で見たかのようなリアルさで再現され、痛み、恐怖、嫌悪、寒気、違和感、悲しみ、喪失、苦痛、絶望など、考え付くあらゆるマイナスな感情が身体中に満ち満ちてしまったのです。

もうその瞬間でダメでした。勝手に私が思い描いただけのそのシーンが私の中に深く刻み込まれてしまい、まさにトラウマと化してしまったのです。

当時は子供達がお箸など棒状のようなものを口に近付けるだけで全身に電気が走りました。思わず「ダメだ!」と叫んでも、決して手を出して止めようとは出来ません。出した手が偶然子供の動きと合ってしまい、万が一刺さってしまったらと思うと恐怖で身体が動きませんでした。

ひどい時は、子供達がコップに入ったジュースをストローで飲んでいるのを見るだけでも、言い知れぬ恐怖を感じて、目を閉じてしまいたいほどでした。いくらなんでもストローが刺さって脳にまで達することなんてあり得ないのに。

今でこそある程度落ち着いてきましたが、それでも完全にトラウマが消えたと感じたことはありません。未だにその時思い描いてしまった空想シーンが明瞭に思い出されてしまうのですから。。。

近頃はよくニュースなどで心的外傷(トラウマ)だとかPTSD(心的外傷後ストレス障害)が話題になることがありますが、私など勝手に空想しただけでこれですから、本当に体験した人たちはどれだけの苦しみを感じているのだろうかと、考えただけで震えがきてしまいます。

さらに、普段あまり深く考えずに使った言葉、何気なくとってしまった行動などが、自分の想像以上に誰かを傷付けているのではないだろうかと・・・妙に心配になってしまいます。

あ、いや、この文章は特に何かを訴えたかったわけではなく、ふと思い付いたままに書いただけですので他意はありません(^_^;。ただ、私も意外と繊細な心を持っているんだぞ!ということで(笑)

2016年10月11日火曜日

【独断と偏見の映画寸評】ここ最近見た映画から

シン・ゴジラ ★★★★☆ 4.5
2016/日本、監督:庵野秀明、出演:長谷川博己、竹野内豊
http://www.shin-godzilla.jp/
正直、これまでのゴジラ映画の路線を踏襲していたのは、大不評だったハリウッド版の方だと感じた。少なくともハリウッド版も主役はゴジラだった。でもこれは違う。主役はゴジラと戦う日本だ。日本の仕組みを知らない外国人には理解出来ない部分も多いかもしれないが、私はこれでいいと感じたし、久しぶりにもう一度見たいと思わせてくれる映画だった。主役が誰であろうが、やっぱりゴジラのテーマが流れてこそのゴジラ映画だよね。



THE NICE GUYS ★★★☆☆ 3.5
2016/アメリカ、出演:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング
http://www.niceguys-movie.com/
アクションはそれほどでもないけど、楽しませるポイントとかいかにもアメリカ映画らしい一本。私のように機内で見たり、テレビのロードショーで見るには最適。確かに面白かったけど、お金払ってまで映画館で見るほどではないかな(^^;



海難1890 ★★★☆☆ 3.5
2015/日本、出演:内野聖陽、ケナン・エジェ
http://www.kainan1890.jp/
日本とトルコの間の実話を映画化、という部分に気を使い過ぎたのかな。何だか感動の押し付けを受けているような感覚で、素直に感激出来なかったのは私だけなんだろうか。テーマがテーマだけに私が期待し過ぎてたからなのか、どこもかしこも中途半端な仕上がりに感じてしまったのが超残念。



うつくしいひと ★★☆☆☆ 2.0
2016/日本、出演:橋本愛、高良健吾
http://kumamotoeiga.com/
熊本にロケハンに訪れた映画監督と若い女性の出会いと小さな旅の物語で、出演陣も熊本出身者が集まってるそうなんだけど、うーん、なんだこれは。観光プロモーション動画なのか?全編でもたった約40分のショートムービーなんだけど、最後まで見るに耐えられなかった。



マネーモンスター ★★★★☆ 4.0
2016/アメリカ、出演:ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ
http://bd-dvd.sonypictures.jp/moneymonster/
ハリウッド女優の中で私が一番好きなジュリア・ロバーツがジョージ・クルーニーと共演した作品。サイドストーリーほとんどなしで、メインストーリーをこれでもかと畳み掛けてくるアメリカらしい映画。感動するようなことは全くない映画だけど、エンターテイメントとしては十分に楽しめました。ただし、点数的にはジュリア・ロバーツということだけで+0.5になってます(^^;



殿、利息でござる! ★★★☆☆ 4.0
2016/日本、出演:阿部サダヲ、瑛太
http://tono-gozaru.jp/
タイトルがこれだし、主演が阿部サダヲっていう時点で、恐らく自己満足的な三流映画だろうと予想してたのが、いい意味で裏切られましたね。いや、三流映画は三流映画なんだろうけど(笑)、日本映画にありがちな複雑なストーリーにせず、シンプルに物語を進めたのがよかったんじゃないかな。さらにこれが実話だっていうんだからビックリ仰天です。



EVERYBODY WANTS SOME!! ★★★☆☆ 3.0
2016/アメリカ、出演:ブレイク・ジェナー、ソーイ・ドゥイッチ
http://everybodywantssome.jp/
80年代のアメリカの大学キャンパス。ちょうど私が大学生時代と重なるので、日米の違いというのもリアルに感じることが出来たましたが、いいなーアメリカ(笑)。もし当時アメリカに留学してたら、こんな学生生活を送れた、いや送らざるを得なかったのかなぁ。映画としては、私的には、ま、こんなもんだろうな扱いです(^^;



僕だけがいない街 ★★★☆☆ 3.5
2016/日本、出演:藤原竜也、有村架純
http://wwws.warnerbros.co.jp/bokumachi/
日本映画ってどうしても先入観に囚われてしまうわけで、藤原竜也=カイジのイメージが強すぎて、何見てもカイジにしか見えないんですが、この映画は思った以上に楽しめました。いや、主役はやはりカイジでしたけど(笑)。あとはエンディングですねぇ。もう少し気持ちよく終わらせてくれたら4.0だったんですけどね。



ヘイル、シーザー! ★★☆☆☆ 2.5
2016/アメリカ、出演:ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン
http://hailcaesar.jp/
うーん、アメリカ人はこういう映画で楽しめるのか。確かに有名監督に名だたる大スター揃いではあるし、個々の演技は素晴らしいんだろうけど、見終わってから、だから何なんだ?っていうモヤモヤした思いが残ってしまった。もちろん脚本云々はあるんだろうけど、どうにも釈然としないなぁ。



エンド・オブ・キングダム ★★★☆☆ 4.0
2016/アメリカ、出演:ジェラルド・バトラー、モーガン・フリーマン
http://end-of-kingdom.com/
いやー、爽快爽快。アクション映画はこうあるべきな爽快感で壊しまくり、爆発しまくり、殺しまくり。各国の要人が命を狙われるシーンでは、各国のステレオタイプなイメージでわざと演出しているところには思わず笑ってしまいました。ストーリー的にはやり過ぎ感もあるんだけど、ホワイトハウス編の続編ってことだからこうなっちゃうんだろうな。



LOST IN HONGKONG ★★★☆☆ 3.5
2015/香港、出演:徐崢、趙薇、包貝爾
http://movie.mtime.com/208076/
香港のコメディ映画らしいドタバタが心地よく感じる映画。ただし、中華圏の映画にありがちな、なぜそこでそれをする、それを言う、そこに行く的なイライラしちゃうシーンが多めにあったり、キャラを立て過ぎてるのがちょっと残念なところ。中国では大ヒットしてるらしいけど、私としてはせっかく香港映画見るのなら、別の方がよかったかなって感じでしょうか。



2016年2月24日水曜日

非正規社員率

近頃、非正規雇用とか非正規社員という言葉が独り歩きしてしまい、イコール悪のような風潮になっているけど、雇用にはいろいろな側面があるのだから、一元的に善悪の判断をしてしまうのはいかがなものだろう。

ここでいう非正規には、授業の空き枠を利用した学生アルバイトや、子供が学校に行っている間だけのパートタイマーなども含まれるわけで、何もかも正社員化してしまうと、困ってしまうのは学生であり主婦であり、もちろん企業だって大騒ぎ。もし派遣という形態に問題があるのであれば、非正規という大きなくくりでは余計に焦点がぼやけてしまうのではないか。


ちなみにこの集計は非正規社員数の降順になっているが、社員数の多い大企業に非正規社員が多いのはある意味当然のことで、そんな項目を基準にランキングしても仕方ないこと。ということで、ここで登場している500社限定にはなるが、全従業者に占める非正規社員率で並べ替えてみた。

●非正規社員率上位10社
順位:社名(業種業態):非正規社員数:正社員数:非正規率
----------------------------------------------------------
1:セリア(100円ショップ) 7,191人 372人 95%
2:東京個別指導学院(学習塾) 6,982人 418人 94%
3:りらいあコミュニケーションズ(コールセンター) 15,047人 979人 94%
4:トリドール(外食) 10,528人 821人 93%
5:三光マーケティングフーズ(外食) 3,364人 300人 92%
6:パレモ(婦人衣料雑貨) 2,063人 199人 91%
7:リソー教育(学習塾) 5,252人 527人 91%
8:ココスジャパン(外食) 5,665人 534人 91%
9:サンマルクホールディングス(ベーカリー) 6,345人 620人 91%
10:リンガーハット(外食) 4,477人 495人 90%

●非正規社員率下位10社
順位:社名(業種業態):非正規社員数:正社員数:非正規率
----------------------------------------------------------
1:村田製作所(電子部品) 1,957人 51,794人 4%
2:NTTデータ(システム) 3,706人 76,642人 5%
3:豊田通商(商社) 3,402人 53,241人 6%
4:タカタ(自動車部品) 3,011人 48,775人 6%
5:東京電力(電力) 2,715人 43,330人 6%
6:コマツ(建設機械) 3,805人 47,417人 7%
7:三菱ケミカルホールディングス(化学) 6,101人 68,283人 8%
8:NOK(自動車部品) 4,031人 49,032人 8%
9:王子ホールディングス(製紙) 2,766人 33,668人 8%
10:日清紡ホールディングス(繊維製品) 1,893人 21,387人 8%

正社員が多いからよくて非正規が多いからダメっていうのではなく、業種・業態によって雇用形態が異なることは必然のことで、だからこそ成り立っているビジネスもあるのだが、さすがにセリアの約95%にはびっくり。従業者100人あたりの正社員はたった5名。それで問題なく仕事が回せているのなら、ある意味ビジネス的に凄いことのような気がする。

この投稿は、データを再集計してみたかったためだけに作成しているので、特に結論とかまとめなどはない。あしからず。

※ちなみに、誰が考えても大量の非正規社員がが働いているであろうコンビニやファーストフードなどは、フランチャイズ契約が多く、本体の従業者として集計されないためこの集計には現れていないのだと思われる。

2016年1月16日土曜日

図書館での新刊貸出は是か非か

(これはあくまでも私の個人的な考え方。他の考え方を否定したり非難したりするつもりはサラサラないのでご容赦ください。)

 私は子供時代、毎日のように図書館に通ったが、大人になってからはほとんど使っていない。本が欲しい時はまず一般書店へ行く。しかし古い本で既に書店に並んでいないような場合は古本屋へ。それでも手に入らないような特殊な本は図書館へ、というのが私の中での優先順位。

 私が買わずに借りてしまえば、本来作家が受け取るべき印税が手に入らなくなるのがその理由。例えば出版社が無料で図書館へ本を配置し、もし貸し出されることがあれば一定額が出版社や作家へ支払われるような仕組みでもあれば別だが、文化の名の下に、公共の資金を使って出版社や作家の利益を損ねることに同意できなかったから。

 私が20代の頃は当然ネットなどなく、まさに情報に飢えていたので、雑誌まで含めると毎月3〜4万円は本代に消えていた。それがよかったかどうかはよくわからないが、私自身を形作っていくうえでは、きっと必要経費だったんだろうなと思うようにしている。


 ところでこの記事で書かれていることについてだが、あながち間違ってはいないと思うけど、今更感が拭えないのも事実。30年前ならいざ知らず、今頃図書館で新刊本の貸し出しを停止したとしても、恐らく書店での販売数が劇的に増えるということはないと思う。

 言い方が失礼かもしれないが、図書館で新刊本を借りている人たちが、貸し出しが停止されたから書店で購入、という流れになるとはとても思えない。無料だから読んでいるのであって、1冊に1,000〜2,000円を支払ってまで読んでくれるかどうか・・・。

 そういう意味では、電子書籍のあり方も含め、図書館とは今後どうあるべきなのか、今一度考え直すいい時期に来ているのではないだろうか。

2015年7月13日月曜日

【Googleマップで見る】ナイトショップいしづちの現状【再追記あり】2015/12/25

愛媛県松山市発祥で西日本一帯に広がったと言われながらも、その全体像や現状についてあまりにも知られていない「ナイトショップいしづち」(株式会社ナイトショップまどかチェーンが本部として運営していた)について、ネットに転がっている情報をもとに、Googleマップで店舗を捜索してみました。

たぶんまだ他にも現存店舗や痕跡が残っているのでしょうが、なにせ情報がない・・・。

既にナイトショップの領域を凌駕している西条店(愛媛県)

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田舎の雑貨屋なたたずまいを見せる城辺店(愛媛県)

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残念ながら既に閉店済み。テナント募集中の(元)中村店?(高知県)

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これぞいしづち!な雰囲気をたっぷり残した伊丹店(兵庫県)

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残念!こちらも閉店済み&テナント募集中の(元)有田店(和歌山県)

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ちゃんとしたコンビニに見える大洲徳森店(愛媛県)

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いしづちには間違いないが、ナイトショップの文字が見当たらない海南店(和歌山県)

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看板は出ているが、やってるのかどうかイマイチわからない御幸店(福井県)

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ヤマザキYショップになってるはずなのに、まだいしづちのつもりの(元)山城店(京都府)

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青い庇の「手づくり弁当」の白文字がわずかになごりを残しただけの(元)結崎店(奈良県)

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隣に出来たローソンを駆逐したという快挙を成し遂げながら結局閉店した(元)堀江店(愛媛県)

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個人的にはこの店舗イメージが一番馴染み深いかなぁ。閉まってるけど。(元)東古森店(京都府)

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ナイトショップいしづちの現状:追記(2015/07/13)


このページをご覧になった「デュ~ク」さんから新たな情報をいただきました!

黄色い看板にお馴染みのマークが!ただし弁当・配食専門になっているそうです。八日市店(滋賀県)

屋根の上に「いしづち」の文字が!ここも弁当専門店になっているそうです。宿毛店(高知県)

残っているのは薄汚れた看板のみ。お店は携帯ショップだそうです。窪川店(高知県)

営業してるみたいだけど、弁当だけなのかな?店内が気になります(^^;。三木店(兵庫県)

ナイトショップ→弁当専門→たこ焼き→居酒屋と変遷したよう。名残りなし。久米田店(大阪府)

デュ〜クさんからの情報以外にも、独自に収集した追加情報がいくつかありますので、これらも合わせて追記しておきます。

ロゴやマークなどがありませんが、お弁当専門店としてやってるようです。東山店(大阪府)

以前は焼き鳥屋でしたが、現在跡地はワインバルとなっているようです。順化店(福井県)

見た感じ、既に営業はやってないっぽいですね。残念。大和郡山店(奈良県)

ナイトショップいしづちの現状:再追記(2015/07/19)


「デュ~ク」さんから更に追加情報をいただきました!そしてこの話題を知った私のFacebook友達からも次々情報が寄せられ、既に面影が全然ない店舗跡の情報もたくさん集まってきました!

前面道路がストリートビュー未対応ながら、遠方から看板が確認出来ます。甲賀店(滋賀県)


残念ながら閉店してしまっているようです。おしぶの森店(愛媛県西条市)

ビル1F中央の和菓子店が以前いしづち店舗だったそうです。唐子店(愛媛県今治市)

場所がなかなか確定出来ませんでしたが、地元情報によりここで確定。小松店(愛媛県西条市)

このマンションの1Fに店舗があったそうです。道後樋又店(愛媛県松山市)

からあげ専門になっており、いしづちの名残はなし。松末店(愛媛県松山市)

このビルの1Fですが、現在は美容室が入っているようです。郷本町店(愛媛県今治市)

元オーナーの息子と友達だったという人からの情報で確定。久万ノ台店(愛媛県松山市)

看板等はありませんが、とりあえず弁当店として営業は続いているようです。日枝町店(滋賀県)

ここにいしづちがあったはず!という曖昧な情報ですが。平和通り店(愛媛県松山市)

現在はやきとり大吉になっているようです。御坊店(和歌山県)

手作りべんとうの看板が唯一の証です。和佐中店(和歌山県)



ナイトショップいしづちの現状:再追記(2015/12/25)


このページをご覧になった匿名の方から新たな情報をいただきました!島根県、国道9号線の出雲市と大田市の境の峠付近に「いしづち」の看板らしきものがあるとの情報。でもこの方によると、過去にも現在にも島根県にいしづちは1店舗もなかったとのこと。むむ?なんだこれは?ということで勝手に検証。
「いしづち」のロゴが円弧状になっている!
パッと見はロゴがちょっと違っているように思えるけど、手書きであればありえるだろうと思える許容範囲。また円弧状になっているのは他店では見受けられないが、正式ロゴを使っていないお店があるくらいなので、これ一点をもってナイトショップいちづちではないとは言えない。
ふくろうがいない!
ふくろうの絵(キャラクター版またはマーク版)があれば確定なのだが、それもない・・・
看板の色目が違う!
一般的には「黄+黒」「赤+青」「黄+赤」あたりの組み合わせだが、赤地に白文字というのは現存看板の中にはない。だが、正式ロゴを使っていない・・・(以下同文)。
「手作り弁当」ではなく「手造り弁当」?
既存看板で「造り」を使っているお店はない。ただ、正式ロゴを・・・(以下同文)。
とてもここに店舗があったとは思えない!
場所的には国道沿いであり、いかにもいしづちのありそうな場所だが、とても店舗だったとは思えない建物。ていうか、だから情報提供者も島根にいしづちはなかったと書いている・・・。じゃぁこの看板はなんだ?

てことで、結局結論が出ていない看板。これはいしづちなのか?(島根県太田市)

上記以外の店舗についてご存知の方、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄などを通じてお知らせください!

2015年3月15日日曜日

【雑感】空港での行列に見る、日本人・台湾人・中国人・韓国人

 台湾の松山空港を毎月利用していて感じることですが、行列の並び方に各国違いあるようです。以下の図は、出国時の手荷物検査場での待ち行列の様子です。



  • 日本人&台湾人:ま、普通に並びます。
  • 中国人パターンA:行列とか並ぶという概念自体がなさそうです。
  • 中国人パターンB:完全に一方通行のおしくら饅頭です。全身をピッタリくっつけてきてガンガン押されます。
  • 韓国人:最短距離のインコースへ差し込んできます。が、追い抜くことはありません。

 もちろんこのパターンが全てではありませんが、少なくとも全て私自身が何度も体験したパターンなので、大きく間違っているということはないと思います。

 しかしこうやって図にしてみると、各国の特徴がよく出ているような気がしますねぇ。

 とりあえず、中国人パターンBはやめて欲しい(笑)。特に、間違ってこの赤い行列の中に挟み込まれようものなら、数分間、ある意味東京の満員電車以上の地獄を味わされることに...。もう本当に嫌なんですけど(^^;

 たとえ前後をかわいい女の子に挟まれたとしても・・・嫌です・・・たぶん(^^;;;。

2015年1月18日日曜日

【センター試験】思いっきり後悔してこい!

明日というか、今日はセンター試験の初日。受験予定の息子は早めに床に就いたけど、なかなか眠れずにいるようだ。

きっと訳のわからない不安に圧し潰されされそうだったり、これまでの自分を振り返って激しい後悔に苛まれたり、もし失敗してしまったらどうしようと悩んだりで、胸が一杯になってしまってるんだろうな。

今のお前にとっては目の前の受験が人生の全てかもしれないけど、後で振り返ってみると、意外と大したことないことに気付くと思うぞ。でもそれを言ってしまうと、お前のこれまでのせっかくの努力を無駄にしてしまいそうだから、今は言わないけどな。父はそう考えている。

試験が上手くいくとか失敗するとか、結果なんてどうでもいいんだよ。大事なのはさ、今お前が眠れずにいるっていうこと自体なんだ。社会に出たら嫌が上にも結果を求められるんだよ。今はそこまでのプロセスをしっかりと記憶しておけばいいんだ。不安も恐怖も恐れも後悔も苦しみも、その全部を身体で覚えておけよ。

大人になってから「いやー、受験の前の夜は全然眠れなくってさー」って笑い話に出来ればそれで充分。お前が朝起きたら、実はこの3年間で得るべきものはもう全て得てるんだよ。気付かないだろうけどさ。

ま、そのうちわかるさ。志望校に受かろうが落ちようが、浪人しようが就職しようが、俺は俺だったんだよなって。そして、「勉強しろ!」とも言わないし「どこを受験するんだ?」とも聞かない父親の気持ちを理解出来る日もきっと来るさ。

とりあえず明日も明後日も、お前が元気でいてくれれば父はそれで充分だ。思いっきり後悔してこい!

2014年6月22日日曜日

ブラジルワールドカップの放送権料は400億円!まじか!

ブラジルワールドカップにおける、日本のNHK+民放がFIFAへ支払った放送権料は400億円にもなるという(そのうちNHKが70%にあたる280億円を負担)。4年に一度のワールドカップは世界中が熱狂する素晴らしいコンテンツであり、それは日本でも同様で、多くの人たちが熱狂していることからすれば、決して高くはないのかもしれないが、果たしてこれが正しいお金の使い方なのかと、私は疑問を感じずにはいられない。

まず、スポーツは非常にお金がかかる。プロであれアマチュアであれ、世界を目指し、さらにその頂点に立とうとするなら、どのような競技であれ莫大な予算が必要になってしまう。早朝にジョギングしたり、仕事帰りにジムで汗を流す程度の運動と比較して、なぜお金がかかるのか?などという疑問はなしでお願いしたい。特にアマチュアの世界では持ち出し持ち出しで生活もままならず、結局才能云々以前の問題で挫折し、足を洗ってしまうアスリートたちがどれほどいることか。

今回の400億円を4年で割ると、1年あたり100億円となる。例えばこれを日本中のアスリートたちの支援に利用すればどうなるか。贅沢を言い始めるときりがないので、1人あたり年間1,000万円支給するとしよう。このくらいあれば少々の海外遠征費を出しながらも、人間らしい生活は可能なはず。すると毎年1,000人ものアスリートを支援することが可能になるのだ。

アーチェリー、トランポリン、バドミントン、カーリング、スカッシュ、クロスカントリー(スキー)、リュージュ、カヌー、トライアスロン、バトントワリング、ラクロス、馬術、フェンシングなどなど、有名競技以外でも世界と闘っているアスリートは山盛りいるわけで・・・。元々世界を相手にしている1,000人に1,000万円支援。さすがに世界の頂点に立てるアスリートが何人も出て来るんじゃないだろうか。

もちろん、テレビ局が支援する以上、取材も自由、というか独占してもいいだろうし、そこから派生する権利ビジネスだって考えていけるわけで、上手く行けば支援費さえ回収出来てしまうかもしれない。もちろん視聴率は取れないかもしれないが、少なくともNHKなら気にしなくても大丈夫なわけで。

もしNHKや民放がこんな取り組みをしてくれるのであれば、私はワールドカップのテレビ中継がなくても我慢するよ。全てのサッカーのテレビ中継がなくなるわけじゃなし、ほんの数日間、世界の話題から置いてきぼりにされたからって、別に悲しくもないさ。YouTubeでハイライトだけでも見せてもらえれば(^^;。


あ、そうそう。でもその資金をなんとか協会とかいう各競技団体へ渡しちゃダメ。どうしたってそこがピンハネしちゃうからさぁ(^^;。

2014年4月15日火曜日

徳島県知事の定例記者会見:文字起こし(2014年4月14日分から)

2014年4月14日に行われた徳島県知事の定例記者会見から、四国八十八ヶ所ステッカー騒動についての部分を文字起こししてみました。

動画はこちら


記者の質問

あ、すみません。あのー、えー先週ですね、ま、遍路道で、あのー、ま、えー、韓国人の方を、ま、中傷するかのような、ま、貼り紙が県内、県内だけでなく、香川・愛媛でも、ま、見つかったということで、あのーこの件に関して、え、知事のお考えと、えー、あれば教えていただけますか?」


知事の発言

はい。今回の四国遍路休息所における貼り紙問題ですね。ま、一定の人たちを中傷する、あるいは四国遍路から排除をしよう、ま、こうしたことは断じて許されるものではないわけです。元々人権侵害ということ、これは当然のことなんですが、やはり四国遍路というのは日本国民だけではなくて、全世界の皆さん方に開かれた、これは霊場会の皆さん方もね、そして霊場会の皆さん、経済会、そして我々行政、三位一体で組んで、何とかこれを世界遺産に広げていきたい。さらに多くの世界の皆さん方に知っていただいて、このおもてなし、そして癒しといったものをぜひ体感してもらいたい。

ま、東京オリンピックでおもてなし、これがもう有名になったんですが、その発祥はなんといってもこの四国霊場、四国だ、そして発心の道場徳島だ、いうことで我々としても今までそうした開かれたという形をどんどんね、そしてお接待の文化をさらに現代に引き続いて育んで来た、そうした最中にこれと。

しかも世界遺産への登録、一回チャレンジをして、ま、残念ながらね、暫定リストに載らなかったわけですが、これからの評価が文化庁の方からありまして、ダメだったんですけどカテゴリとしては一番いいところ、今の方向で進めてくださいと。ただ、法律でもって守る、そうしたものががまだまだ足りませんよ。いうことで我々は一致結束をして、そしてたとえば徳島からということもあるわけなんですけども、国史跡に遍路道をね、どんどん認定をしていっていただこう、これを今香川、愛媛という形でどんどん進んでいけるわけですし、そして平成28年度中にはね、再チャレンジしよう。

と、ここまでマイルストーンを決めている最中にこの事件。当然これはユネスコに最終的には認定をしてもらわないと世界遺産にならない訳ですから、当然のことながらこうした人権侵害のものがこの遍路道で行われている、そうした印象を与えてしまうということはこれは致命傷なんだ。なんてことしてくれたんだ。ま、こうした点については強いね、これは憤りも禁じ得ない、話ですね。

やはりこの遍路道といったものをもっともっとどういうものなのか、そして世界に一つしかない。サンチャゴっていうね、既に世界遺産に選ばれている巡礼の道があるわけなんですが、ここはもう行って帰ってくるっていうね、ま、大抵そうですよね、たとえばメッカにしてもエルサレムへの道にしても、みんな行ってこう帰る。

しかしこの四国遍路だけは、全国全世界で唯一と言っていい、徳島から入って香川まで抜けていくにあたってのね、こう円で描かれる。そして1400キロとも言われるね、この道そこ、それぞれに88箇所の寺院があって、お接待の文化があって、それぞれの自然歴史が息づいていた。ま、こうしたものはないわけですよね、これを我々としても一番の売り、特に売りにしているのは昔から続いたこのお接待。これが今なお世代は変わりながらも、より発展をしているんだ。

そうしたものからたとえばとくしまマラソンのお接待とか、海部川のフルマラソンもそうですけどね、だからマラソンランキングも常に上位にあるというのは、こうしたことに起因しているんですよね。ま、それを全くそのね、正反対の方向の行為だ、しかも休憩所で行われている、とんでもないことだ。全然この四国遍路のことをわかってない人たちがね、こうしたことを行っている。ま、何としてでもこうしたことは二度と起こしたくない。

こうしたものが一体何を招くかっていうのは、世界は違うわけなんですけど、ま、徳島ヴォルティスもJ1ですから、同じJ1で行われた浦和レッズのね、あの試合、そして結局これが無観客試合というね、これは結果としてサポーターはもとより選手にとってもたまらない。

もっというと日本のJリーグしかもこれがタイミングも悪かですよ。今年ワールドカップサッカーの年なんですよね。ワールドカップサッカーの年、サッカーが世界中から注目されている、しかも日本のトップリーグでそれが行われたと、これは日本の国っていうのは人権侵害がまかり通る国だ。しかもこれがあってもうJ1の方でもね、本当に今までにない厳しい制裁措置を加え、そして第2弾がなんと今度は四国遍路で行われる、とんでもない話だ。

その背景には日韓関係だとか、あるいは北朝鮮との関係だとか、こうしたものがあると。しかし相手がやるからやるんだとかね、あるいは関係がそうなったからやるんだ、そいじゃ意味がない。お接待の文化って何のためにあるのかといったら、どういうところがあってもちゃんと四国へ来てごらんなさいと、心が洗われますよ。そうしたいざこざ、ね、争いなんていうのは小さいことだと、いうことをいかにわかってもらえるか、そうしたために開かれた、世界に開かれた、この四国霊場、お遍路道のですね。ぜひもう一度多くの皆さん、原点に立ち返って、もちろんこれはもう一部の人だと信じたいですけどね。ぜひそうした点、なかなか納得がいかんという人があったらぜひ、四国遍路に来てもらいたいと。


記者の質問

ま、その二度と起こさないという部分で、まーあのー、これは四県との、ま、連携もあろうかと思うんですけど、何かほの今後啓発活動なり、たとえばそのー、この前の先週末の会議でも出たんですけど、まあのー、四県の行政で連携して、やっぱりそのー多言語の、ま、案内表示板だとかの設置とか、押すべきじゃないかというような話も出ましたが、その辺りも含めて何かあのー対応策みたいなのはお考えでしょうか。


知事の発言

ま、ちょうど今年徳島で四国知事会もありますのでね、ま、こうしたところでも議題として出していくということは当然考えられるわけです。それまでに当然事務的なね、対応というものはしていかないといけない。また第二第三そうしたものがそれまでの間に起こるということもあり得ますので、まずもう4月の17日には県内で市町村あるいは関係機関ね、皆さん方との間での啓発推進会議のお話だとか、これを行わさせていただいて、まずは情報の共有化、連絡回線これをしっかりと、いうのを申し合わせているところであります。恐らく同じ事象の起こった香川あるいは愛媛、ま、こうしたところでもやっていただけるんでないかと思います。まこれは、とにかく四国高知も含めて、四県でのということにもなりますので、ま、しっかりと対応させていただいて。






2013年9月1日日曜日

高齢者事業

読売新聞の2013/8/26付けで、日本郵便の新規事業への取り組み記事が出ていました。
日本郵便が高齢者事業、安否報告や買い物代行
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130825-OYT1T01078.htm?from=top

 日本郵政グループの日本郵便は、郵便局員が高齢者世帯を訪問し、暮らしぶりを確認したり、買い物代行などを行ったりする生活支援サービス事業を10月から始める。

 高齢者の割合が高い北海道、宮城、山梨、石川、岡山、長崎の6道県の一部地域、計103郵便局で先行的に実施する。2014年4月から地域を順次拡大し、15年4月の全国展開を目指す。

 郵便局員が、郵便や貯金・保険の窓口業務以外を行うのは初めてだ。

 郵便局の営業活動の中で、都市部に住む人が過疎地などで暮らす高齢の両親らの暮らしぶりや、安否を把握したいという需要があることが分かった。日本郵便は、地域に密着した郵便局ネットワークの強みを生かせ、収益の拡大にもつながると判断した。

 新しい生活支援サービスは、郵便局員が、会員となった顧客から依頼された高齢者の自宅を訪問したり、郵便局を会場にした食事会に招いたりして、生活ぶりや健康状態を把握する。その上で、遠くに住む家族など、指定の届け先に月1回、リポートを送る。

 医療機関の紹介や、生活の悩みに24時間いつでも電話で相談に応じるサービスも専門の業者に委託して提供する。会員の基本料金は、月額1000円程度になる見込みだ。

 このほか、流通企業などと提携し、水やコメ、生活必需品などを定期的に自宅に届ける買い物支援や、利用者の健康状態を毎日電話で確認するサービスも受けられる。これらのサービスは追加料金がかかる。
(2013年8月26日08時40分  読売新聞)
これからの日本において、こういうサービスは絶対に必要になってくるはずだし、それを実施する組織として日本郵便は最適かと思われます。元々田舎では郵便局員が無料でやっていたサービスに課金するのか、という声もあるようですが、今後益々増加していくであろう独居老人に対応していくには、有料化することでルールなどを明確にする必要もあるだろうと考えます。

昔はどんな小さな過疎地域にもあった○○商店などのような食料品&生活雑貨店も大型スーパーの進出でほぼ壊滅しており、住み慣れた地元で余生を送りたいという人達の生活難易度は計り知れないものがあります。ITに無縁の彼らにオンラインスーパーの普及なんて別世界のことですし、買物代行はとても助かるのではないでしょか。

実際、うちの実家は小学校の正門前という住宅地としては一等地にあるにもかかわらず、80歳を越えた両親の足で歩いて買物に行ける店が皆無という状況。切実な問題として、これをどう解決すべきなのかと日々頭を悩ましていたりします。

ただ、安否確認を含め、これらサービスの障害になるだろうと思われるのが個人情報保護に関する法律です。本来守るべきは個人のプライバシーなどの人権であるはずなのに、個人情報を守ることに懸命になってしまい、手段が目的になってしまっているという極めてよろしくない法令です。

あとは安否確認をしてくれる身寄りもいないような老人にはどうするのか‥。有料化してしまうと、サービスを依頼していない家庭には、これまで郵便局員が何気なくやっていた安否確認をすることが出来なくなってしまう可能性もあり、なかなか悩ましい側面も見えてきそうです。

また、過疎地に唯一残された郵便局という他地域との窓口がいつ廃止されるのか、ビクビクしている地域も少なくないと聞いたことがあります。このサービスが根付くことになれば、単に老人家庭の買い出しが出来るようになるとか、離れた親族が安否確認を容易に出来るようになるというだけでなく、民営化された日本郵便の全国津々浦々まで伸びたネットワークを維持することにも寄与するのではないかと期待しています。

2013年8月18日日曜日

ブラック企業ってなんだ?!

ブラック企業とは
近頃、ブラック企業という言葉がメディアを賑わせていますが、正直、私はブラック企業の定義がよくわかっていません。当ブログをご覧の皆さんはきちんと理解出来ているでしょうか?

wikipedia によるとブラック企業とは、

広義には入社を勧められない労働搾取企業を指す。労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)のことを指す。

だそうです。この説明を読むと、「うんそうだ。その通り。それこそがブラック企業だ。」と納得出来るのですが、では、全ての法令に一切抵触せず、グレーゾーンな条件での労働を一切従業員に強いず、長時間労働を強いず、パワハラによる負担を一切与えていない企業や法人って、いったい日本全土でどのくらいあるのでしょうか。

「全てにおいて当社は完全無欠だ!神に誓ってもありえない!」と言い切ることの出来る企業・法人はそれほど多くないのではないでしょうか。私の認識では、企業・法人の規模の大小を問わず、多かれ少なかれ、何がしかのブラック的な部分というのは抱えているように思われます。皆さんの会社や取り引き先、お知り合いの会社はどうでしょうか?

ブラック企業の基準
私はブラック企業があってもいいなんて言ってる訳でも、逆にブラック企業なんてあり得ないと言っている訳でもありません。そんな会社があるなら当然吊るし上げられても仕方ないと思っていますし、ブラック企業撲滅に力を入れるべきだとも考えます。ただ現在、リベラルを自認するマスコミが、ここぞとばかりにブラック企業のあぶり出しと叩きに懸命なように、労働争議発生=ブラック企業などという安易な図式には納得が出来ていないのです。

あくまでも私の感覚ですが、100%のブラック企業なんてほぼ存在していないし、0%のホワイト企業だって存在していない。ほとんどの企業はその中間であるグレー企業であり、その濃淡が99%だったり56%だったり27%だったり‥‥。もちろん明確な基準なんて作れないのですから、例えば60%以上はアウトで30%以下ならOKなんていうラインも実質的に引くことは不可能です。

しかし、実際にマスコミはいくつかの企業を槍玉に挙げてブラック企業だと叩いています。誰でも知っているような大手企業ばかり‥‥。正直、地方の中小企業にどれだけブラックな会社があろうと、恐らくメディアが取り上げることはないでしょう。誰も注目してくれませんからね‥。

ブラック企業の問題点
では、これだけメディアで取り上げられながらも、ブラックと呼ばれる企業が減っていく気配を見せないのはなぜでしょう。言うまでもなく、経営陣と労働者との認識の違いです。仕事に対する意識の違いと言ってもいいかもしれません。

恐ろしいことですが、ブラックと呼ばれる企業経営者の多くは、なぜ自社がブラックと呼ばれなければならないのか理解出来ていませんし、時にはそのことに憤慨していたりします。なぜなら、ブラック企業という視点はあくまでも労働者サイドからのものであり、経営者サイドのものとは明らかに違っているからなのです。

経営者は企業の持てる資源を有効活用し、少しでも多くの利益を出さなければなりません。そのためには経費の節約もしなければならないでしょうし、時には人件費の圧縮も試みなければならないこともあります。ただ、それらは基本的にどの企業も行っていることであり、ライバル企業に勝とうとすれば、圧縮された経費を更に圧縮し、それによって原価を下げ、ライバルより少しでも低い売価設定をということも想定されます。

かといって、そのしわ寄せを力の弱い労働者へ向けられては困るから、労働基準法他各種法令で守らているわけですが、それら法令を守らない場合もあれば、守っているのか守っていなのか判断に困るようなギリギリのところまで削りを入れてきたりします。法令無視の場合はともかく、経営陣としてはビジネスとして至極当然のこと、または仕方ない措置としてそれらを実施していますから、少なくとも外部からブラックだなんて言われる筋合いはない!ということになるのです。

ブラック企業ではない?
ところで、昔から過酷な労働環境と言われながら、ブラック企業としてはそれほど名前の出てこない業界があります。例えば商社や証券業界などです。

それぞれの業界がどう苛酷なのかは今さらここでご紹介はしませんが、なぜこれらの業界がブラック企業として叩かれないのかの理由は明確です。どれだけ過酷な労働環境であろうが労働条件であろうが、出てきた実績に対しては誰もが納得するだけの報酬を支払っているからです。いいか悪いかは別にして、払うべきものをちゃんと払っているから労働者からの文句も出ないし(または少ないし)、逆に周囲からは羨ましがられたりするのです。

そうなんです。現在メディアでブラックとして叩かれている企業の多くは、薄給でこき使っているからという場合がほとんどなのです。本当の意味で労働環境が悪いからではなく、なのにこんな給与で働かせやがって!という不満の現れと見ることが出来ます。

となると最初に引用したwikipediaのブラック企業の説明は十分なものではないということになります。



という長い長い解説を踏まえ、労働者と経営者双方に私なりのアドバイスをまとめてみました。何だかとても偉そうですが(^^;。
労働者へのアドバイス
ネット時代で小さな会社でもそれなりに情報を入手することは出来ますから、事前の情報収集はとても大事です。そのうえで、自分が企業や労働に対して何を求めるのかによって、企業を選びましょう。大きな報酬を望むのであれば自ら進んでブラック企業で働くという選択肢もありです。安定や気楽さを求めるのならよりホワイト寄りの企業選択を。やりたい仕事がそもそもブラック業界であれば、自らが改革の口火を切るくらいの意識が欲しいところ。

いずれにしても、今の時代、就職した企業で定年までずっと働かねばならないという意識を捨て、ダメだと思ったらさっさと次を探すくらいでも私はいいのではないかと思っています。無理して我慢して、結局心や身体を壊してしまっては元も子もありませんからね。ただし、安易な転職の繰り返しは自らを貶めることになる場合もありますので、その点は十分注意を。

経営者へのアドバイス
生まれ付いての経営者という方はともかく、一度でも労働者として仕事をしたことのある方であれば、労働者としての視点もしっかりと持っておいてください。確かに高額な報酬を支払えばブラック企業と呼ばれたりしませんが、なかなか容易でないことは労働者だってわかっています。法令違反はもっての外ですが、多少のグレーくらいなら無茶を言ったりしません。その境目は、あなたが社員に対して見せる人間性次第です。皆で夢を共有してください。皆で夢を追いかけてください。

もしあなたが社員を道具の一つ、帳面上のコストの一つくらいにしか考えていないのであれば、せめて報酬くらいは充分に出してください。不満はたらたらかもしれませんが、少なくともブラック企業と呼ばれる可能性は少なくなるでしょう。

え?それなりの報酬を出す気もないし、ブラック企業と呼ばれようと気にならない?うーん、困りましたね。もしそうなら自らブラック企業と名乗ってください。間違いなく社員の集まりは悪くなると思いますが、もしかしたら面白い社員が集まってくるかも‥‥しれません。

2013年8月15日木曜日

【Facebook】アカウントは個人名、実名、1つだけ

いまだにというか、Facebookの裾野が広がれば広がるほど、やってはいけないことを平気でやる人が増えて来る。まぁ、当たり前のことと言えばそうなんだけど、中でも法人や団体、グループなどの名義でアカウントを取得してるのが目に付いて仕方ない。

私の友達にはそういう人がいないので、友達でも何でもない人(この場合相手は法人名や団体名だったりするので人という表現が正しいかどうかはわからないが)に、あなたがやっていることはルール違反ですよと、わざわざ忠告するのもなんだかなぁという気がするし。

先日なんて、「法律事務所」名義のアカウントを見つけてビックリ。規約類も読まずにサービスを利用するような法律事務所なんて、何かあっても絶対に依頼したくないぞ(笑)。

ヘルプセンターの記述
Facebookの共同アカウントを作成したり、他の人とFacebookアカウントを共有したりすることはできますか。

Facebookアカウントは個人用です。したがって、共同アカウントは許可されていません。また、1つのメールアドレスでは1つのFacebookアカウントしか登録できません。
それぞれのアカウントは1人の人物のものであるため、弊社ではすべてのユーザーにアカウントで本名を使うことをお願いしています。これにより、つながりを持つ相手が誰であるかを常に知ることができます。
ヘルプセンター > Facebookをはじめましょう > 登録 > アカウントを作成  https://www.facebook.com/help/345121355559712/

例えば私が「松本家」というアカウントを作成し、家族みんなで共有して利用する・・・なんてことはダメなわけです。アカウント=1個人でなければならないため、家族でも許されないのです。

名前に関するポリシーの詳細
Facebookではどんな名前が認められますか。

個人アカウント
Facebookは、ユーザー同士が実名を使って交流するコミュニティです。すべてのユーザーの方に、実名をご登録いただいています。これは、コミュニティの安全を維持するのに役立っています。
(中略)
  • 使用する名前は、クレジットカードや学生証などに記載されている実名でなければなりません。
  • ニックネームは、実名のバリエーションである場合に限り、認められます(ロバートのかわりにボブなど)。
  • アカウントに別の名前(旧姓、ニックネーム、事業で使用している名称など)を表示するには、タイムラインに別名を追加します。
  • タイムラインは個人用ですから、一個人の名前のみ登録できます。
  • 他人や関連のない団体等を名乗ることは禁じられています。
デスクトップヘルプ > アカウントの管理 > アカウント設定  https://www.facebook.com/help/www/112146705538576

私は皆から「よっさん」と呼ばれているからと、アカウント名を「よっさん」にすることは出来ません。その場合は本名で登録後、別名として追加します。また、旧姓などを登録しておきたい場合も同様です。

登録とアカウントのセキュリティ
Facebookでは、利用者に実名および実在の情報を提供していただいています。これを維持するには、利用者の協力が必要です。利用者は登録とアカウントのセキュリティの維持に関連して、以下の点を守ることを弊社に確約するものとします。
  1. Facebookで虚偽の個人情報を提供したり、許可を得ることなく自分以外の人のアカウントを作成することはできません。
  2. 個人用アカウントを複数作成することは認められません。
  3. アカウントが弊社によって停止された場合、弊社の許可なく新たなアカウントを作成することはできません。
  4. 個人用タイムラインを営利目的で利用することはできません。このような目的にはFacebookページを利用するものとします。
(後略)
Facebook利用規約  https://www.facebook.com/legal/terms

私は個人事業主であり、事業名をアカウントにしても個人名と同等だし、営利目的で使うつもりはないからいいのではないかと思われる方がいるかもしれませんが、 ではなぜそこまでして個人名登録を避けなければならないのかと、逆に質問したいですね(笑)。

まとめ
  • Facebookのアカウントはあくまでも本人が個人名で登録。
  • 個人名はクレジットカードや学生証などに記載されている実名。
  • 許されるアカウントは1人に1つのみ。
  • 営利目的の活動はFacebookページを利用。

3年後の日本を想像してみた

ビジネスとして物事を捉える際、やはり3~5年後に世間がどのようになっているかを想定しないことには計画も何もあったものじゃありません。ということで、あくまでも私が想像している数年後の日本をキーワードごとにまとめてみました。ただし、書き始めてみるとキリがないことに気付いたので、とりあえず第一弾ってことにしておきます。

【インターネット接続】
--- 光化の拡大と無線接続の本格化 ---
ADSLなどアナログ回線の光ケーブルへの移行は引き続き進むと思われますが、無線への移行がこれまで以上に進むのではないかと考えています。10数年前にADSLが出始めた頃、本命は光回線だと言われていましたが、私はその頃から本命はケーブルレスの無線だと言い続けており、速度・セキュリティ・エリアが拡大し、反して費用が下がってきている状況からしても、そろそろ本格的な無線時代の到来ではないかと想像されます。当面はWiFiでしょうが、本命は‥‥WiMAXではないような気がしています。

【携帯電話】
--- スマートフォンへの順調な移行 ---
機種交換の際にはスマートフォンが当たり前となりつつありますが、やはり旧来のガラケーの方が使いやすいとスマートフォンから再度ガラケーへ戻る人もいると聞きます。確かに通話とメール程度の利用しかしないのであれば、使い勝手はガラケーに軍配が上がると私も思います。ていうか、私自身今もガラケーです‥。が、世間のスマートフォン化の流れはこのまま止まることはないでしょう。特に新規に購入する中高生のほとんどがスマートフォンですから、後はメーカーが、販売台数の伸びないガラケーをいつまで作り続けてくれるかですが‥あまり期待は出来ないでしょうね。好むと好まざるにかかわらず、私もいずれスマホ持ちでしょう‥。

【自動車】
--- ガソリンからハイブリッドへ、そして電気自動車へ ---
プリウスやインサイトなどのハイブリッド車が人気ですが、やはり本命はフル電動であり、今後はガソリンエンジン→モーターへの置き換えがさらに進むと思われます。もちろん技術的な問題もありますが、その置き換えを促進するのがガソリンスタンドの衰退です。ハイブリッド化+高燃費化することで、今も日本中でガソリンスタンドの売上減による閉鎖が進んでおり、このままではガソリンの確保が大変な時代になりかねません。人口過疎地域では既に、給油をするため片道30分も走らねばならないところも出てきているようで、それでも今後車の購入時にガソリン車を選択するかどうか‥。

【ファッション】
--- ファストファッションのさらなる拡大 ---
ユニクロやZaraなどのファストファッションが人気となっていますが、今後3~5年でこの流れが大きく変わることはないと思われます。どころか、さらに領域が拡大し、カジュアルウェアだけに留まらず、トラッド系やスポーティ系、ロリータ系などのファストファッションが登場し、消費者の選択肢はグッと増えてくるのではないでしょうか。ただそれが、新規ブランドなのか、既存ブランドがアイテム追加してくるかはわかりませんが、逆に言えば選択肢の拡充がファストファッション拡大の必須条件になるような気がしています。

【新聞】
--- 生き残りへのターニングポイント ---
この3年くらいで大きく変わることはないでしょうが、この3~5年が新聞業界にとっては大きなターニングポイントになるように思われます。エコ化に反する多量の紙の消費、思想や権益に傾いた情報の氾濫、若者の活字離れ、マンションのオートロック普及による戸別配達の困難化などなど、解決しなければならない問題山積です。そして最も大きな問題であるインターネット普及による新聞離れについて、未だ有効な解決策を見い出せていない現実。この数年以内に、「取材に基づいた正確なニュースを消費者に届ける」という基本姿勢から、新たなビジネスモデルを構築出来ないと大変なことになりかねないと感じています。

【テレビ】
--- ネット対応によりローカル局が存亡の危機 ---
テレビ放送のデジタル化は、視聴者のデジタル化をも生みました。それまでの数10年間、お茶の間にあり、家族団欒の中心であったテレビは、見ることが大前提としてあり、後はどの番組を見るのかという選択肢でしたが、最近はテレビを見るのか見ないのかという選択に変わってきたと感じています。もちろん今でも大事な情報源としてその影響力は絶大ですが、大きな構造の変化が求められているようです。3~5年後、私の予想では系列テレビ局は好むと好まざるに関係なく、必要にせまられてネット対応となり、そのあおりでローカル局は存亡の危機に瀕しているのではないでしょうか。普通に考えて、系列の中継を無視すれば、愛媛県のような小さなエリアにローカル局が5つ(民放は4つ)も必要なはずがないのです。

【BRICS】
--- 成長の鈍化または衰退気味 ---
BRICSと呼ばれ、急成長を遂げてきたブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5ヶ国は、恐らく3~5年後も今とそれほど変わらないか、若干衰退気味であろうかと想像されます。具体的にどういうことかというと、これまで各種製品の生産拠点として目を見張る成長を続けてきましたが、これ以上の成長をするには、やはり創造性が必要になってきます。どれだけ近代化し、拡大しても工場は工場でしかありません。その工場で、何をどう作るのかを自ら生みだすことが出来なければ、どこまでいっても大きな工場止まり。今から3~5年でこれら5ヶ国が現状を抜け出せるとは思えず、逆に、追随している他の新興国に追い上げられ、頭打ち状態に陥っているかもしれません。ていうか、もうそういう兆候が出てきてますよね。

【航空】
--- LCCによる市場拡大 ---
近年日本でもLCC(Low-Cost Carrier)の運航が本格化し、これまで飛行機に乗らなかった層の利用が増えることによる市場の拡大が見込まれますが、今後数年は国内線・国際線共に激しい価格競争の嵐に巻き込まれると考えられています。 確かに既存大手航空会社には小さくない影響があるでしょうが、私は統廃合や合併を進めなければならないほどではないだろうと踏んでいます。例えば主要な国内路線は、やはりビジネスマンが収益の柱であり、彼らは少々の価格差よりも安全性と確実性で相変わらず既存航空会社を選択するでしょう。が、逆に言えば、少々の安全性と確実性を犠牲にしてもいい!とビジネスマンに思わせるだけのメリットをLCCが提示できれば、航空業界全体が本格的な構造変化へ向かうのではないでしょうか。LCCがそこまで突っ込んだ価格設定やサービスをするにはそれ相応の覚悟も必要でしょうから、その判断をする時期が3年後くらいになるのではないかと私は考えています。※要するに数年でLCCは追い込まれる可能性が高いのではないかということです。

【マンガ・アニメ】
--- ここが正念場。業界として自立出来るか ---
日本独特なサブカルチャーとして、最近は海外でも人気の高い日本のマンガ・アニメですが、私の感覚ではここ数年が正念場で、恐らくそれを乗り越えることが出来ず、長い時間をかけながら衰退していくのではないかと感じています。もちろん今も非常に優れた作品が次々と登場しており、平均的な質からいえば、昔より遥かに高くなっているのではないかとさえ思います。ただ、マンガを支えてきた出版、アニメを支えてきたテレビというメディアが、構造変化の荒波にもまれるこの数年後、マンガ業界・アニメ業界としてちゃんと自立出来ているかどうか‥。予想としては衰退としていますが、それは出版社のないマンガ、テレビ放送の無いアニメが仕事として成り立つ姿が現状からは見えてこないだけのことであり、他の業界に依存しない状態で自立することが出来れば、新たな局面が見えてくるのではないでしょうか。

【商店街】
--- 生き残るぞという本気度が大事 ---
各地で商店街が廃れ、シャッター通りと揶揄され、実際に人が集まらなくなってきています。モータリゼーションの波に乗り遅れ、消費者の足は郊外型大型店舗へ‥。地方都市は中心部でも昼間人口が減少しつつあり、今のところこの流れを止めるだけの有効な手段は見つかっていません。ただ、店主らが協力して地域の活性化に取り組み、客足が戻ってきている商店街もあると聞きますので、やり方次第ではまだまだ生き残ることも可能なのではないかと感じています。それに、公共交通機関に頼らねばならない高齢者のためにも、何とか商店街には頑張ってもらいたい‥というのが本音です。が、正直なところ、休日だというのに今時午後5時にはシャッターを下ろしてしまうような商店街に行ってみようとはなかなか思えませんよね(どこの商店街かは言いませんが)。

【印刷】
--- はっきり言って後は消え去るのみ ---
世界三大発明に「印刷機」が含まれるほど、印刷という技術の登場は世界を変え、さまざまな文化を生み育んできました。が、インターネットをはじめ昨今の電子機器の発達により、いろいろな分野において、わざわざ印刷をしなければならない必要性が薄らいできました。さらに今後、技術がどんどん発達していくと、本当に印刷物は半減どころか今の1/10、いやもっと減ってしまうだろうと予想します。例えば新聞紙サイズの電子ペーパーが開発され、記事は電波で次々最新のものに差し替るようになれば、当然新聞やチラシの印刷は消滅するでしょう。じゃぁ雑誌は?書籍は?普通に考えれば、包装紙やシール印刷、基盤への回路印刷など特殊なもの以外、ほとんどが消えてなくなるのではないでしょうか。って、さすがに3年後はまだ大丈夫でしょうけど。


2013年5月7日火曜日

インターネットの落とし穴

スマートフォンやタブレットの普及により、それまでパソコンの使用が前提であったインターネットがさらに便利になり、まさに「いつでも、どこでも、すぐに、簡単に、無料(または格安)で」必要な情報を手にすることが出来るようになってきました。20年前のインターネット黎明期に、将来まさかこんな状態になってしまうとは、一体どれだけの人が予想出来ていたでしょう。

このインターネットの普及は「メディア革命」とも呼ばれ、それまでメディアの代名詞であった、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などが徐々に衰退または縮小しつつあります。もちろんこれら旧メディアがこのまま数年で消滅してしまうようなことはないでしょうが、少なくとも現在の規模や品質を未来永劫維持出来ているとは考えられません。

テレビはわずかしかないチャンネルから好みの番組を選ぶことしか出来ませんし、ラジオに至っては受信機自体が各家庭に無くなってきているという現状は如何ともしがたいところです。また、地球にやさしく!エコ生活こそあるべき姿だ!と一大キャンペーンのごとくエコを広めた新聞や雑誌は、多量の紙資源、要するに森林資源を消費してしまうまさに反エコロジーの象徴でもあり、自分で自分の首を絞めることになってしまいました。

これらテレビ離れ、ラジオ離れ、新聞離れ、雑誌離れと言われる現象は、確かに各メディア自体が既得権益の上に胡坐をかき、時代に即した変革を怠ってきたというのも大きな要因の一つですが、裕福な生活に慣れ、均一で画一的な幸せを求めるのではなく、自分らしい幸せを求めるという、多種多様な価値観の存在を世間が認めるようになってきたことも、外すことの出来ない大きな要因だと言えます。

そういった風潮にインターネットはまさにフィットしました。例えば音楽好きであれば、大好きな曲データをダウンロードしたり、歌詞を調べたり、アーティストの経歴から今何を考えているのかまで、考え得るほとんどの情報を知ることが出来ます。例えば釣り好きであれば、今どこでどんな魚が釣れているのか、どんな餌や仕掛けがいいのか、新しい竿やリールの情報、釣り大会の情報、仲間との釣り談義‥‥全てインターネット上で可能です。

実際にこれらを既存メディアで実現しようとすると、コスト云々、速報性云々以前の問題として、ほとんど不可能です。まさにインターネットの独壇場と言えるでしょう。

そしてテレビを見る時間がどんどん少なくなり、ラジオは車の中でたまに聞く程度、新聞の購読はやめてしまい、雑誌も滅多に買わなくなった。そのかわりインターネットで、必要な情報や好きな情報に埋もれる毎日‥‥。これは未来の話ではなく、既にそういう生活にどっぷりと浸っている方も決して少なくはないでしょう。


旧メディアとインターネットの違い
とても便利で素晴らしい時代になった。そうですね、確かにそう思います。でも、旧メディアとインターネットでは、情報に対する基本的なスタンスが大きく異なっている点を忘れてはいけません。それを忘れたまま現在の傾向、旧メディアからインターネットへ移行していくという傾向を加速させてしまうと、気が付いた時には「こんなはずじゃなかった!」ということになってしまう可能性があるのです。

情報に対する基本的なスタンスの違いとは、旧メディアがプッシュ型なのに比べて、インターネットは基本的にプル型だということです。プッシュ型とは、こちらが特に何もしなくてもメディア側からどんどん情報をプッシュ、送り付けてくる形式で、プル型とは、こちらが行動することによって情報をプル、引っ張ってくることが出来る形式です。

そんなことは今さら言われなくてもわかっていたという方もいるでしょうし、言われてみれば確かにそうだなという方もいるでしょう。ただ、意外とその先、要するに情報を受ける際の方法が違うことで、どんな弊害が出て来るのかまでは気付いていない人が多いのです。

私が子供の頃、家庭のテレビは居間にある一台だけで、家族中がその前に座って団欒することが多く、どの番組を見るのかのチャンネル権争いという言葉も生まれるほど、家庭の中心でさえありました。私は大好きなアニメや歌番組をよく見ていましたが、父親が大好きな時代劇も仕方なく一緒に見ました。母親が大好きなドラマも仕方なく一緒に見ました。姉が大好きだった洋画も仕方なく一緒に見ました。家庭ではどのチャンネルを選ぶのかという選択権こそありましたが、テレビのスイッチを入れている以上、好むと好まざるにかかわらず、どんどんと様々な種類の情報が送られてきたのです。

時代劇からは岡っ引き、お白州、賭場、市中引き回し、遠島、隠密、抜け荷、花魁などなど、社会科の教科書ではまず習わないだろう言葉とその意味をたくさん知ることになりました。ドラマや映画からは、自分の知らない世界のことをたくさん教えられました。それが実際何かの役に立ったかどうかは別にして、相当な知識をテレビから受け取りましたし、そこから興味を得て更に詳しく調べてみたことも一つや二つではありませんでした。

新聞だって同じです。政治や経済の記事はもちろん、ページをめくれば社会、生活、文化、スポーツ、芸能などなど、いろいろな情報が目に飛び込んできます。これがプッシュ型メディアの最大の特徴で、こちらが求めている求めていないに関わらず様々な情報を送り届けることが出来ます。また受け手の立場からすれば、興味がなく必要性もない情報でも、必然的に目にしてきました。

ところがインターネットだと自ら望んで情報を取りに行きますから、わざわざ興味のない情報、必要でない情報へアクセスするはずがありません。お陰で旧メディアで費やしていた一見無駄な情報の取得が無くなるのです。考え方によれば、非常に効率的な情報取得ではありますが、果たして効率的な情報取得が本当に理想的なのでしょうか。

インターネットのみの社会
この状況をわかりやすくするため、旧メディアが無くなり、インターネットのみとなった社会を考えてみましょう。

最新ニュースだろうがマニアックな情報だろうが、インターネットで調べれば即座に表示されます。一見これまでと変わりのない日常だと感じるかもしれませんが、ではあなたは、アイスホッケー日本代表の試合結果を検索するでしょうか?出雲大社と伊勢神宮の参拝方法の違いを検索するでしょうか?宇宙デブリ(人工衛星の破片など地球の衛星軌道上を周回しているゴミ)の回収方法の研究進捗状況を検索するでしょうか?たぶん、興味がないからしない、関心がないからしない、そもそもそんな内容自体を知らないから‥‥ということになってしまうのではないでしょうか?

もちろんそれはそれでもいいのかもしれませんが、例えばこういうように、自分の守備範囲以外の情報に触れる機会が極端に減ってしまうと、自分が何に興味があるのかということ自体が非常に曖昧になってしまいます。もともとその情報の存在自体を知らないのですから、興味の持ちようがありません。

結局、自分が知っている範囲の情報や知識はどんどん深くなっていきますが、そうでない分野は、もし知っていればとても有益であったり興味を持つだろう内容でも、とても遠い存在として目に触れることなく、手に取ることなく流れていってしまう可能性が大なのです。

確かに普段チェックしているポータルサイト(Yahoo!Japanやgooなど)には、多種多様な情報が掲載されているから、そんな心配はしなくても大丈夫だという考え方も出来ますが、それはあなたが多種多様な情報をクリックするのであれば‥‥という条件が付きます。私の知る限り、ポータルサイトを開いて、自分に興味のない情報をクリックしまくる人はいません。たまにはそういう情報の取得方法を取っている人がいるかもしれませんが、それを習慣付けていたりはしないでしょう。

いや、私はポータルサイトを開いたらやたらめったらクリックしろとか、大切な旧メディアを守りましょうなどと言っているわけではありません。ただ現実問題として、旧メディアからインターネットへの乗り換えを行うに際して、こういったデメリットがあり、それは一般生活をおくるにおいて、人が成長していく過程において、ビジネスを進めていく側面において、マイナスの影響を与えるであろうことをしっかりと理解しておく必要があるだろう、ということなのです。

また逆に言えば、もし旧メディアがプッシュ型のメリットをインターネットへ持ち込むことが出来れば、新しい展開が開けてくるかもしれません。

2013年4月21日日曜日

電子書籍にビビるマスコミ

以下、時事通信の記事引用です。
電子書籍、利用者7%=「使わない」が7割-時事通信調査
 時事通信が3月に実施した電子書籍端末の利用に関する調査で、「使っている」との回答が6.7%、「使いたい」が22.2%にとどまり、69.8%が「使いたいと思わない」と答えた。利用者の割合は前回2011年3月調査(3.3%)から倍増したが、同端末の普及が進まない様子が浮かび上がった。
 年齢層別の「使っている」の回答割合は、30代が18.5%で最も高く、次いで20代が11.3%。一方、40代は6.1%、50代は4.1%、60代以上は1.5%と低調だった。「使いたい」は、20代から50代が25~30%程度だったが、60代以上は11.9%にとどまった。(2013/04/20-16:15)
まず、2008年に行った文化庁の国民の読書量調査では、約46%が月に1冊も本を読まないと回答しています。この層は年々増えていますから、5年後の今ならほぼ半数が本を読まなくなっていると考えられるでしょう。約半数にも及ぶ本を読まない人に電子書籍について質問すること自体にも問題がありそうですが、もっと注目すべきは「電子書籍」ではなく「電子書籍端末」について質問している点です。

要するにKindleやKoboなどの電子書籍端末を使っているか?使いたいと思うか?と聞いているのに、見出しには「電子書籍、利用者7%=「使わない」が7割」と、なぜか電子書籍を主語に持ってきているのです。これでは騙し記事だと言われても文句はないでしょう。数年前と違い、今や電子書籍の主力端末は専用端末ではなくスマホや汎用タブレットであり、電子書籍端末の利用率や利用期待率が低いからといって、電子書籍自体を否定しているわけではないはずなのに、この捻じ曲げ方には疑問を感じずにはいられません。

このアンケート結果そのままを記事にするとしても、「電子書籍端末、利用者倍増=使いたいが約3割にのぼる」というタイトルを付けることだって出来るわけです。たとえば以下のような感じで‥。
電子書籍端末、利用者倍増=使いたいが約3割にのぼる
 3月に実施した電子書籍端末の利用に関する調査で、「使っている」との回答が前回2011年3月調査(3.3%)から倍増の6.7%、「使いたい」が22.2%となり、合わせて28.7%が「使っているまたは使いたいと思う」と答えた。同端末の今後の普及が予想される状況が浮かび上がった。
 年齢層別の「使っている」の回答割合は、30代が18.5%で最も高く、次いで20代が11.3%。一方、40代は6.1%、50代は4.1%、60代以上は1.5%と低調だった。「使いたい」は、20代から50代が25~30%程度だったが、60代以上は11.9%にとどまった。(2013/04/20-16:15)
どうです?後半の段落は一切加工していませんので、見出し+本文前半を本物の記事と比べてみてください。見出しから騙し要素の入っている本物より、こちらの方がよっぽどしっくりくるのは私だけでしょうか。

時事通信ともあろうものが、なぜこういう恣意的なアンケート結果を記事として堂々と公開するんでしょうね。電子書籍の普及がそんなに怖いのでしょうか?(笑)


ま、というような時事通信への突っ込みはこのくらいにして、せっかくなのでこのアンケート結果の本質を読み取ってみたいと思います。

まず、KindleやKoboなどの電子書籍端末を持っている+購入希望者が約3割ということって、私としては大きな数字が出たなと驚いています。だって情報機器は普及率が15%を超えると爆発的な普及につながると言われているのに、単純に購入希望者の半数弱しか買わなかったとしても、普及率は簡単に15%に達してしまうわけです。

現在はスマホや汎用タブレットが電子書籍の主力端末として利用されていますが、この数値からすると、将来的には電子書籍端末が主力となる可能性も充分あり得る、と考えられます。そう考えると、周囲から叩かれながらも、Koboの普及に力を入れている楽天の方向性は、あながち間違っていないのかもしれません。もちろん、全力投入中のアマゾンも‥‥。

それと、同記事の中では高年齢層が使っていない、使いたいと思っていないという点をなぜか強調していますが、シルバー世代商品でもあるまいし、言い方は悪いですが、電子書籍及び電子書籍端末の普及と言う観点からはどうでもいいことでしょう。主力である20代から50代が25~30%も使いたいと考えていることがわかれば、それで十分です。

ということで、マイナス方向への流れを作ろうとしている(と感じられる)このアンケート結果からでも、今後、電子書籍及び電子書籍端末はますます普及していくのではないかと想像されます。毎年毎年「今年こそ電子書籍元年」と言われて久しいですが(笑)、さすがにそろそろ元年と言ってもいい時期に来ているだろうなと、私は感じはじめています。

ということのということで、せっかくなので私の電子書籍(一部)をご紹介しておきますので(^_^;、お暇でご興味のある方は是非ご購入ください(^_^;;; 。いやーなかなか売れないのです・・・(T_T)。って、最後の最後にこんな宣伝を入れてしまうと、情報を恣意的に捻じ曲げているのは私の方?って思われちゃうかもなぁ。まぁ、それならそれでもいいや。

2013年2月2日土曜日

体罰反対!体罰禁止も反対!え?

大阪市立桜宮高校で、体罰が原因で生徒が自殺した件で世間が大騒ぎしているところへ、柔道女子強化チームの暴力騒動。世論はこれをきっかけに、日本のスポーツ界にはびこる体罰撲滅へと一気に雪崩を打とうとしているようです。

私もマスコミの報道でしか内容を知らないので、それだけで全てを知ったつもりで断定・断言は出来ないのですが、桜宮高校の場合、40~50発も叩いたのだとか。そこまでやっているのであれ体罰云々でなく、普通に暴行事件として扱うべきだと思うのですが、なぜか警察が動いているという話は聞こえて来ず‥‥。逆に言えばこれが暴行事件でないのなら、教育現場では何をやっても許されるということになってしまうのではないかと、心配にさえなってしまいます。

私は基本的に体罰反対です。と言うと我が息子たちから大ブーイングを喰らいそうですが、家庭内での躾としての体罰と、学校スポーツでの体罰をひとくくりにしてはいけません。それはそれ、これはこれですので、ごちゃごちゃ言わないように。>我が息子たち

なぜ体罰反対なのかというと、体罰容認としてしまうと、この桜宮高校の監督のように体罰と暴力の違いを理解しないまま、簡単に暴力に走ってしまう指導者が出てしまうためです。

私も小学3年から高校1年までずっと剣道をやっていたため、それなりの体罰は受けてきた記憶があります。が、何十発も叩かれるとか、殴る蹴るの暴行を受けたりしたことは当然ありません。また、スポーツではなく一般の学校生活においても先生から体罰を受けましたが、「生徒に手を上げることが先生にとってどれだけ辛いことかわかってるの!」と泣きながら私を叩いた先生もいました。

そういう経験からすると、確かに私は体罰容認派なのですが、先に述べたように容認としてしまうと、必ず勘違いする人が出て来てしまうため、立場的には体罰反対を取っています。

じゃ、体罰を完全に禁止すべきなのかといえば、実は体罰禁止にも反対なのです。なぜかと言えば、何を基準に体罰と認定するのかというような明確な線引きが、現実的に出来ないためです。

拳骨で顔を殴ったり、足で蹴ったりするのはともかく、明確な基準がないまま体罰を禁止してしまうと、もしかすると以下のような場合も全て体罰になってしまいかねません。
  • テストで0点を取った生徒に先生が、「もっと頑張れよ」と持っていた教科書でポンと軽く頭を叩いた。
  • 授業中だというのに席を立ち、走り回る児童を連れ戻そうとした先生が、児童の腕を掴んで強く引っ張った。
  • 授業中の態度が悪い生徒を、授業が終わるまでの時間その場に立たせた。※廊下ではない。教室外に出すことは学校教育法で禁止されているので。
  • テストの際、答えを書く欄を間違った生徒に先生が「おいおい、何やってんだよバカだなぁ。」と言った。生徒をバカと言った。
また生徒側も、ちょっと身体が触れたり、強い口調で言っただけで、体罰だ!パワハラだ!場合によってはセクハラだ!と騒ぎ始め、収拾が付かなくなってしまうことが目に見えています。よって体罰禁止にも反対なのです。

ということで、体罰反対だけど体罰禁止も反対ということになり、ある意味私の中で既に収拾が付かなくなってきたので、基本に立ち返り、体罰とは何かを考えてみることにします。

学校における体罰を禁止している法律は「学校教育法」です。
学校教育法<第11条>(懲戒)
校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。

ただこれだけでは抽象的過ぎるので、法務省が通達を出しています。
学校教育法第11条にいう「体罰」とは、懲戒の内容が身体的性質のものである場合を意味する
  1:身体に対する侵害を内容とする懲戒(殴る・蹴るの類)は体罰に該当する
  2:被罰者に肉体的苦痛を与えるような懲戒(端坐・直立等・特定の姿勢を長時間にわたって保持させる)は体罰に該当する
すなわち、「体罰」はその成立要件として、
  1:懲戒の対象となる行為に対して、
  2:その懲戒内容が、被罰者の身体に対する侵害を内容とするか、被罰者に肉体的苦痛を与えるようなものであり、
  3:その程度があくまでも「罰」の範疇であること。

まだこれでもわかりにくいので、以下のような見解も出しています。
(参考)「生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得」
(ア)用便に行かせなかったり、食事時間を過ぎても教室に留め置くことは肉体的苦痛を伴うから、体罰となり、学校教育法に違反する。
(イ)遅刻した生徒を教室に入れず、授業を受けさせないことは、たとえ短時間でも、義務教育では許されない。
(ウ)授業時間中怠けたり、騒いだからといって生徒を教室外に出すことは許されない。
(エ)人の物を盗んだり、こわしたりした場合など、こらしめる意味で、体罰にならない程度に、放課後残しても差し支えない。
(オ)盗みの場合などその生徒や証人を放課後訊問することはよいが、自白や供述を強制してはならない。
(カ)遅刻や怠けたことによって、掃除当番などの回数を多くするのは差し支えないが、不当な差別や、酷使はいけない。
(キ)遅刻防止のための合同登校は構わないが、軍事教練的色彩を帯びないように注意すること。

一般的にはどこからどこまでが体罰なのかが不明瞭でわかりにくい、という印象がありますが、こうして法令を文字で確認してみると、ある程度の線引きは出来ているような気がします。

しかし、通達にある「体罰」の成立要件の2にあるように、現行法ではあくまでも体罰とは「肉体的苦痛」が対象であって、精神的な苦痛は体罰とは呼ばないのです。さらに、桜宮高校の場合は学校教育法が適応されますが、立派な大人である柔道女子強化チームなどは当然適応外なのです。

このように見ていくと、いくらでも話が広がってしまい、どんどん収拾が付かなくなってきます。正直、私もこの流れで結論をまとめることが出来そうな気がしません(^_^;。

ただ、1つだけ、私なりの考えがまとまっている部分があります。それは、もし体罰を受ける側がそれを暴力であり暴行であると感じた場合、その苦情なりクレームなりを受け付け、きちんと判断する組織を整備することです。本来、学校なら教育委員会であり、強化チームであれば所管の協会が対応すべきなのでしょうが、現実問題としてそういう苦情に対処出来るだけの機能が備わっていませんし、それを彼らに求めることも酷だと思われます。

よって、それら機関・組織はあくまでも苦情を受け付けるだけの窓口とし、判断は第三者機関なり司法機関なりにまかせるべきだと考えます。教育という名のもとに暴力や暴行をふるう人間は、やはりそれなりの処罰を与えないとダメでしょう。先生を辞めれば、監督を辞めればそれで許されるなんていうのはどう考えてもおかしいのです。暴力も暴行も列記とした犯罪です。罪を犯した者は法に則って処罰される、それが法治国家としてのあるべき姿ではないのでしょうか。

2013年1月8日火曜日

【台湾】空港はそりゃぁもう大騒ぎ


年末の台湾旅行での、台湾出国時の出来事。

桃園国際空港で手荷物検査の列に並んでいたところ、私の後ろにいた姪っ子からHELPの声。見ると、姪っ子の後ろの中国人旅客(見るからにいかにもなおばさん)が、姪っ子にピタリと身体をくっつけ、グイグイと押してきていました。


経験者はすぐわかると思いますが、彼らは列へ割り込みされたくないため、前の人にピタリとくっついて並ぶ癖があるのです。はっきり言って異様な光景ですが、自分たちが割り込みするのを止めればいいだけなのに、そんなことさえ理解出来ない人たちだから、ある意味当然の防御策なのでしょう。

仕方ないので姪っ子を先に行かせ、私がおばさんの前に立つことに‥。すると何が気に入らなかったのか、中国語で文句を言いながらそれまで以上に私をグイグイ押してくるではないですか。ただ、何を言っているのか全く聞き取れなかったので、もしかしたら広東語かもしれませんが、服装のセンスのなさ過ぎ感からすると香港ではないでしょう。

しばらくそのままおばさんプッシュに耐えていたのですが、段々とエスカレートしてきて、ほとんど殴る蹴るの状態で大騒ぎしはじめ‥。さらに周囲の仲間たちも加勢して、辺りに響き渡る大声で喚き散らしまくり。なんだこれは。ある程度は想定内ではあるけど、目の前でやられた日にはたまったものではないですね。

しかしこれだけ騒げば空港職員が飛んでくるだろうと思い見てみると、横目でチラリと視線を送ってきて、またか‥といった表情を見せただけ。おいおい、助けてくれよ(笑)。

と、ちょうど私の番が回ってきたのでサッとゲートをくぐり、喧噪の外へ。それでも大声で叫び続けるおばさんは、ゲートでピンポーン!振り返ってみると手荷物もひっかかってるようで、今度は大声の方向が空港職員の方へ移動(笑)。うは(笑)。さらに仲間のおばさんたちもゲートで次々ピンポーン!ピンポーン!でブチ切れたらしく、もう手荷物検査場は暴動一歩手前の様相に‥(^^;。

私たちはそのまま出国審査へ進んだので、その後どうなったのかはわかりません‥。

私の何がいけなかったのかよくわかりませんが、空港を大騒ぎにしてしまってスミマセンでした(^_^;。

※写真と文章には特に関連性はありません。

2012年9月30日日曜日

【経済】あなたの知らない闇の世界はすぐそばに

指定暴力団の構成員

現在、全国の指定暴力団の構成員(準構成員を含む)は、約7万人とされています。人口1億2千万人のうちの7万人が多いのか少ないのかは微妙な感じではありますが、暴力団対策法が施行されてから、勢いも衰えつつあるように聞かれます。

元々は、炭坑や港湾労働などを一手に引き受ける親分を中心に組織されたり、露天商など同業者が集まって自警団的に発展したというように、きちんとした仕事があった上での組織だったわけですが、少なくとも暴力団対策法の下で、組織としてちゃんとした仕事など出来るはずがありません。

となると、組織を解散して構成員は堅気に戻るか、あるいは非合法な闇商売に手を染めるしかなくなるわけですが‥。現時点でも約7万人の構成員がいるということは、後者(闇商売)だけでそれだけの食いぶちを稼いでいるということになります。

組員だって生きている

ちょっと計算してみました。一般的サラリーマンの平均年収である400万円程度を、全構成員が得ているとすると、年間で一体どれくらいの資金が必要になるのか‥。

4,000,000円×70,000人=280,000,000,000円=2800億円

あくまでもこれは、全構成員が一般的サラリーマンと同じレベルの生活をするのに必要な金額であり、組織内で地位が上の人達の収入?がこんなものではないだろうというのは容易に想像出来ます。

さらに、企業でいえばこれはあくまでも人件費でしかありませんので、売上高で考えるとこの数字の数十倍は必要になってくるでしょう。10倍でも3兆円です。一年間に必要な売上高が3兆円です。これが毎年必要になるのです‥。※とりあえずこの段階での金額を仮に3兆円として以下の話を進めてみます。

一般企業との比較

では、3兆円が実際にどのくらいの数字なのかを一般企業と比較してみましょう。単純に売上高と社員数だけでの比較ですので、比較すること自体が無茶なのはわかりますが、ま、わかりやすいので(^^;

NTT東日本+西日本
社員数:11,174人 売上高:3兆5,278億円

東芝(単独ベース)
社員数:36,754人 売上高:3兆2,090億円

キャノン
社員数:198,307人 売上高:3兆5,574億円

企業でも業種業態によって社員数と売上高の比率は大きく異なりますが、売上高3兆円となると、このクラスの企業と同じくらいってことになります。これらの数字と比較すると、指定暴力団構成員7万人でなら、3兆円くらいはやれそうな数字ではあります。が、よーく考えてみてください。暴力団対策法によって合法的なビジネスが出来ない状態での3兆円です。普通に考えれば到底実現出来ない数字ですよね。でも、なぜか彼らは存続し続けているわけです。

どうやって稼いでるのか

そこで登場してくるのが企業舎弟とかフロント企業と呼ばれる連中です。暴力団とは別組織で、合法または合法スレスレのビジネスを行い、利益が暴力団の資金源となっていきます。もちろん暴力団や構成員が直接関与していては暴力団対策法のターゲットになってしまいますから、見た目にはわからないように運営されている場合がほとんどなのです。

なるほどねー。それが資金源になって今でも暴力団が存続しているのかぁ~。で終わってしまっては話の半分も見えていません。実はここからがメインなのです。

フロント企業が供給源となって暴力団を支えていることは先に書きましたが、この段階で重要なポイントにわざと触れていません。もしかしたら既に気付いた方もいるかもしれませんが、合法スレスレだとしても、ビジネスを成功させる、企業が利益をあげることは生半可なことではありません。ていうか、表社会で誰でも成功できるようなビジネスモデルがあるのなら、私が教えて欲しいくらいです。

それも3兆円となると、少々の成功ではありません。もちろん、無数のビジネスの総合計としての3兆円ではありますが、それでも容易ではないことは誰の目にも明らかです。

では、彼らはどうやって表舞台でのビジネスを成功に導き、年間3兆円もの売上高を叩き出しているのか‥。

核心に触れる前にお断りですが、以下はあくまでも私個人の推測であり、具体的な事実に基づいた結論ではありません。また、文章が多分に曖昧な表現になっている部分もありますが、私も妻子ある身ですので、そのあたりはご理解とご了承をいただけると幸いです。

裏と表

と、お断りを入れておきながらストレートな表現ですが(笑)、裏社会だけで3兆円もの金額を生み出せるはずがありません。表社会と密接に繋がっているからこそ実現出来るのです。経済界はもちろん、政治の世界においても裏社会と密接な繋がりがあり、互いに足りない部分を補完し合い、ある意味そこから生み出される利益を共有しているのです。

そんな無茶な話はドラマや小説の中だけだろう、馬鹿げてる!、と思われるのであれば、どうやって7万人の構成員が生活費を得ているのか、仮に3兆円とした年間の必要資金を稼ぎだしているのかを説明してくださいね(笑)。

表経済と裏経済が手を組み、政治がレールを敷き、本来取り締まるべき組織が逆に守ってくれる。ある意味完璧なビジネスモデルです。もちろんマスコミも書いたり放送したりしません。仲間なんですから。まぁ完全な仲間ではなく、保身のためという側面も多分にありますが。

ええ。具体的には書けませんよ、私だってそりゃぁ(笑)。でも実際、ニュース報道などを見ていても、何かおかしいと感じることって時々ありません?そんなこと子供でもわかるだろうというようなことを政治家が堂々と発言するどころか、それが法律にまでなって合法化されてしまったり、驚くような大事件がひっそりと曖昧な幕引きを迎えたり、それだけのことを本当にたった一人で出来たの?というような経済事件があったり‥。

本当はニュースになっていない、隠されている部分こそが核心なんですけど、それらは永遠に日の目を見ることなく深い闇へ沈んでいくのみなのです‥。

あとはご自分の自己責任で‥

ネットには、調べてみるといろいろな情報(嘘も多分に含まれます)があふれています。核心にまで触れられなくとも、ヒントになるようなものなら見つけ出すことも出来ます。もし人生に絶望してみたければ調べてみてください(笑)。

今回、わかりやすいので指定暴力団を裏の代表として書きましたが、いやー他にもまだまだ‥‥(さすがに書けません)。

近頃、原発村がどうだとか騒いでいる人達がたくさんいますが、そんなの今頃気付いて騒いでもダメですよ。深い闇のほんの一部分でしかありません。もっと広く深く、そして私たちのすぐ身の周りに深い闇は存在しているのです‥。

この文章が非常に不快だ!と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ早めにお知らせください。何の躊躇もなく削除いたしますので、実力行使だけは勘弁してやってください。お願いいたします。

2012年9月9日日曜日

2トントラックを運転&中型免許

先日、久しぶりに2トントラックを運転しました。車のサイズ的には普通車とそれほど変わらないのですが、やはり視点が高いっていうのは気持いいですね。ハンドルが寝そべっているのも、いかにもな雰囲気で運転していて楽しかったです。

↑写真はイメージです‥。


それに、当然ながら荷物を積んでいたというのもありますが、自然と安全運転を心掛けている自分がいることにも少々驚きました。普段安全運転をしていないという訳ではありませんが(^_^;、図体が大きい分(大きく感じる分)、ちゃんと運転しないとという気になるんですよね。大型トラックの運転手さんの多くが模範的な運転をしているのは、こういう感じなんでしょうかね。

しかし、いざ運転してみると昔取った杵柄っていうんでしょうか、マニュアル車運転も久しぶりだったため、信号で止まると、発進する際についついシフトレバーを左上に入れてしまい、バックブザーがピーピー鳴り始めて大慌て(笑)。まぁ、私の後ろに止まっていた車の方が大慌てだったかもしれませんが(^_^;。

※一般的な乗用車は左上がL、左下がSですが、トラックは左上がR、左下がLなんです。通常トラックは真ん中上のSで発進します。

ところで、普通免許持っている人でも以外と知らないのが、5年ほど前に普通免許と大型免許の間に中型免許っていうのが新設されたこと。それ以前に普通免許を取得していた人はあまり影響ないのですが、それ以降に取得していた場合、2トンなどのトラックを運転出来ない場合があります。

現在の普通免許では、最大積載量が3トン未満でも車両総重量が5トンを越える車は運転出来ないので、本人はともかく、上司などが指示する場合には注意しておく必要がありそうです。2トンなら普通免許で運転できるだろうと指示したところが法令違反だったでは、笑うに笑えないことになりますからね。

※旧普通免許を取得している方は、最大積載量5トン未満、車両総重量8トン未満、乗車定員10人以下を運転出来ます。免許証に「中型」っていうマークと「中型車は中型車(8t)に限る」という注意書きが書かれていれば、旧普通免許ってことです。