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2013年11月14日木曜日

淡路の旅ドタバタレポート:18:沼島あれこれ


沼島のスポットとして、おのころ神社と上立神岩をピックアップしましたが、まだまだ魅力一杯の島。ぶらぶら歩いてもすぐ終わってしまう小さな島だけど、ちょっと懐かしい空気感がいいんだよねー。カメラをぶら下げ、明らかに観光客である私にも、道行くおばあちゃんや子供たちが声をかけてくれる。あ、もちろん「こんにちは」程度だけど、それがなんだか心地いい。ということで、ぶらり歩きをしながら撮影した写真からピックアップしました。写真集代わりに見てもらえればありがたいです。て、それほどいい写真でもないですが(^^;。

あ、ちなみに「沼島」を「ぬましま」と読んでいる方はいませんか?実は、私もずっと「ぬましま」だと思ってたんだけど、タワーコーヒーの平野さんに話が通じず、ちょっとしたパニック。結局、平野さんが気付いてくれて「ぬしま」のことだと判明。

沼島あれこれ

上立神岩へ行く途中、学校前にあった割と大き目の池。いや、特に何の変哲もない池なんだけど、妙に不思議な空気を感じたのでパチり。何だろ。時間的なタイミングで光の加減もあったのかもしれないけど、正直、おのころ神社より、上立神岩より感じるものがあったんだけど・・・気のせいかなぁ。

沼島八幡神社
観音堂
神宮寺
弁財天神社
沼島庭園入り口にある八角井戸

沼島の猫たち
島+漁港といえば猫がつきもの。この3匹の他にも、漁具の手入れをしている漁師さんにすり寄っている猫など何匹か見かけましたが、どの猫も島民にかわいがられている感じでしたね。当然部外者である私には警戒してましたが(^^;。



沼島の夕焼け


概要
住所兵庫県南あわじ市沼島
アクセス灘ターミナルセンターから渡船にて

各種情報
南あわじ市公式サイト
沼島めぐりガイド http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/shoukou/nusima-guide.html

マップ




淡路の旅ドタバタレポート:17:上立神岩


今回の淡路の旅で、個人的に楽しみにしていたスポットの一つである「上立神岩(かみたてがみいわ)」。国生みの神話に登場してくる「天の御柱」だとか、この岩の上に立って日本列島を作ったとか、いやいやここは竜宮城の表門だとか!いろいろな説がありますが、とにかく国生みの神話の中で非常に大事な位置を占めています。

私が訪れた時は図らずも夕方であり、西日が島影に隠れたばかりのタイミング。すると、上立神岩のすぐ手前までが日影となり、上立神岩のみが西日を受けて、まさに光り輝いているかのような状態に!

もちろんたまたまであることは十分承知していながらも、あまりのタイミングに、ここへ来るまでのスケジュールが押しに押したのは、きっと上立神岩がこの姿を私に見せたかったのだろうと勝手に納得し、写真を撮ることも忘れ、しばらくの間ただただ見つめているばかり・・・。

上立神岩
出来ればすぐ近くまで行ってみたかったのですが、さすがに歩けるような岩場ではないため、数百メートルは離れている眺望スポットからのみ撮影。余計な説明は不要だと思われるので、とにかく写真をどうぞ。


すっかり上立神岩に夢中になっていたため、眺望スポットなど周辺を撮影した写真は、帰宅後に確認してみたらわずか2枚だけ。

眺望スポットから上立神岩とは逆方向を向いて撮影。
とても歩ける岩場でないことが一目瞭然。
この坂道を下った先が眺望スポット

沼島ターミナルセンター
沼島側の連絡船乗り場。外観に比べ、内部は若干傷みが出ている感じ。



概要

立て看板より
「矛先」のような形をした沼島のシンボルの岩です。高さ30mで国生みの神話の「天の御柱」とも言われております。主として、緑泥片岩からなる巨岩で海鵜(うみう)の休息場となっています。和漢三才図会(わかんさんさいずえい)では、竜宮伝説の表門ともいわれ、国生み神話の舞台となっています。

※和漢三才図会は、1712年頃出版された日本の百科事典である。いわば絵入りの百科事典とでもいうもので、項目ごとに異なった執筆者により記事が執筆されている。

住所兵庫県南あわじ市沼島
アクセス沼島ターミナルセンターから徒歩

各種情報
淡路島観光ガイド・あわじナビ
上立神岩 http://www.awajishima-kanko.jp/manual/detail.php?bid=48&lid=3&at=01

マップ




淡路の旅ドタバタレポート:16:おのころ神社


国生みの神話に登場する「おのころ島」は、淡路島ではなく沼島ではないのか、という説が有力説のひとつとされる大きな要因が、このおのころ神社の存在です。今回、国生みにまつわるスポットを尋ね歩く旅をしている者として、旅程を考えると島へ渡るのは避けたかったのですが、当然ここを抜かすわけにもいかず・・・。

が、前の行程で時間が押してしまい、港に到着した時点で予定していた便は出発した後。うーん、まいった。1時間近く待たなければ次の便が出ないのは仕方ないとしても、戻ってくる便の時間を考えると、もしかしたら最後に予定している道の駅「うずしお」に行けなくなってしまうかもしれない・・・。それはまずい。そこで今回のお土産類を全て購入予定になっているのに。

難しいかもしれないけど、沼島到着後は大急ぎでスポットを巡り、何とか1時間半後の次の戻り便に乗れるようがんばろう!と、気合いを入れていたのですが・・・。

意外と歩きます
地図で見ると、おのころ神社は沼島到着後、港をぐるりと廻ったところにあり、何となく近いイメージがあったのですが、歩いてみると意外と距離がありました。港沿いの道を歩き続け、気が付くと港を抜けており、え?この道で間違いないの?と思い始めた頃、やっと写真のような案内板に出くわし、ホッと安堵。


普段運動不足の身には堪える坂道だけど、きれいに整備されているため、特に歩きにくいということもありません。ハァハァと息が切れ始めた頃、階段に到着。上を見上げれば、ちょっとした絶望感に浸ることが可能。まるで天空への階段のごとし。

帰り道すがら段数を数えてみましたが、100数段でした。※正確な数字を覚えていない自分が情けない。

拝殿
正直、長い階段を上りきり、荒い息をしながらこの拝殿を目にした時はがっかり。おいおい、これだけ苦労してたどり着いたのに、どう見ても村の鎮守様レベルじゃん!これなら自宅近所にもいくつあるよ、って。しかし・・・


ん?正面に立ってみると、拝殿の向こうに何やら立派な建物が見える・・・。場所的にはどう考えても本殿。いや、でも、拝殿がこれなのに?

本殿
拝殿をぐるりと廻って驚きました。サイズこそ小さいけど、まさに「ザ・神社」というような立派な本殿が姿を現したのです。な、なんだこれは・・・


拝殿の貧弱さに比べると、本殿の立派さが際立つ。木の具合からすれば、どちらもそれほど時期を違わず建て直されたのだろうと思われますが、拝殿とは区別して考えた方がいいかもしれません。

これはあくまでも私の勝手な推測ですが、この神社は元々一般市民が参拝するような場所ではなかったのではないでしょうか。厳かにそしてひっそりと神様を祀る。。。国生みの神話に登場する「おのころ島」は沼島ではないか、という説に思わず納得せざるを得ない神秘的な神社でした。

灘ターミナルセンター
沼島へ渡るには、灘ターミナルセンターから渡船に乗る必要があります。灘ターミナルセンターへ行くには、南側から廻り込むのがベター。北側、洲本市からの海岸線も整備はされていますが、非常に狭く対向の出来ない場所や、曲がりくねった箇所もあり、決して走り易い道路ではありませんでした。

なお、沼島へはわずは10分ほどで到着。


時間帯にもよりますが渡船は約1時間半ごとに出発しており、島内滞在約1時間半程度で戻り便に乗ることも出来ますが、最低でもおのころ神社と上立神岩を訪ねることを考えると、戻りの便は1本飛ばして3時間後に戻ってくるくらいがちょうどよさそうです。その段取りで乗船時間も考えておくと、旅程が立て易いと思われます。※段取りに失敗した旅行者は語る。

概要
住所兵庫県南あわじ市沼島73
主祭神伊弉諾神、伊弉冉神、天照皇大神
創建不明
アクセス淡路島の離島であり、灘ターミナルセンターより沼島まで渡る必要あり。車でも渡れないことはないようだが、小さな島なので車はターミナルセンター駐車場(有料)に停めておき、島内は徒歩で移動が現実的。

各種情報
関連サイト
あわじうぇぶどっとこむ http://www.awaji-web.com/index.php?sightseeing_onokoro-jinjya
南あわじ市公式サイト
沼島汽船発着時刻表 http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koushitsu/nusima1.html

マップ




2013年11月13日水曜日

淡路の旅ドタバタレポート:15:洲本城


洲本市中心にある市営駐車場を出発し、今回のメインテーマである洲本城を目指す。ていうか、もうすぐそこにある山の上に見えているので、それほど時間がかかるわけではない・・・はずなのだけど、ここで問題発生。今回の旅で地図として利用しているiPadが、回線に接続しても全くデータが流れて来ないのです。恐らく、市街地で淡路アルカンカをはじめとする数々のイベントが実施されていて、大勢の方が集まっているため、回線が混雑しているのだろうと予想はするものの・・・困った。プリントアウトとかもしていないし。

でもまぁ、普通に考えて洲本城ほどのスポットであれば、道路標識を見ながら走れば大丈夫だろうと考えてとりあえず出発。確かこっち方面だったはず、で走り始めたが、なぜか道路標識に洲本城の文字が見当たらない。え?道を間違ったのか?と思う間もなく市街地を抜け、海岸沿いに出てしまった。いくつもある道路標識に洲本温泉の文字はあるが、洲本城はなし。そのうちいくつものホテルが現れ、道路標識の通り洲本温泉エリアに入ったようだ。いかん。このまま走っても洲本城への案内はなさそうだし、ホテル街を抜けたらUターンしようか・・・。

と思いながらコーナーを抜けたとたん、「洲本城」への標識発見!慌てて急ブレーキ。これ、標識じゃないよ。案内看板的なもの。このT字路を右に曲がれと書いてるようだけど、なぜここまでの標識がないのだ!ぷんすか。このたった一枚の看板をもし見逃してたら、私はどこまで走らねばならなかったことやら。いや、もしかしたらここまでの道程にも標識があったのかもしれないけど、少なくとも私には見つけられなかった。淡路初めての私が見つけられないようならあっても意味ないよ。

石垣
というようにたどり着くまでに紆余曲折はあったものの、無事駐車場へ到着。途中、広い駐車場に車を停め、そこから歩いている人たちもいたけど、特に指示もなかったのでそのまま進むともっと上にある駐車場へ行き当たり。特に混雑してる風でもなく、杖をついたお年寄りなど、ここまで誘導してあげればいいのに・・・。お城まつりだったからか、誘導員さんもいたのに。

ま、それはさておき、とにかく洲本城へ。上部の駐車場からは数分で石垣まで到着。


二段積みだとかシノギ角とか算木積みだとか、城郭マニアが見ればなかなか面白い城壁らしいのだけど、私にはよくわからず(^^;。ただ、素人目にも古い積み方だろうと充分に感じられるレベル。とりあえずお好きな方のために、なるべくたくさんの写真を並べておきました。詳しい方、ご説明いただけると助かります。。。

しかし、山城なのでそれほど大きくないだろうと思っていたら、意外と大きい(広い)敷地だったのは予想外。

天守閣
遠目に見ると、立派な天守閣があるじゃないかと思っていたのですが・・・。どうやら江戸時代の天守閣を復元した物でもなく、コンクリート造のシンボルとしてのオブジェ的なイメージ。若干の残念感はありますが、天守閣の真下をくぐることの出来るお城はそうそうないだろう・・・ということで、妙な理論で個人的に納得。



やっぱりちゃんとした天守閣というか、当時の物を復元するのって、ものすごく費用がかかるんでしょうねぇ。がっかりしたというより、ここにどんな天守閣が建っていたのかを見てみたかったなぁというのが正直な気持ちだったので。

それは、ここからは洲本市街地が一望出来る素晴らしい立地だったという点が大きいかも・・・。ということで、三たび強引な貼り合わせパノラマ写真。



神社
城郭内にある八王子神社。場所的に考えても鎮守の神社だろうと思われますが、ちょっと不思議な雰囲気。私の知る城内にある神社は、もっと正々堂々というか、もっと前面に出ているものでしたが、ここはまさにひっそりと、そして神秘的な雰囲気に包まれていました。

ここを訪れた人のブログなどでは、強力なパワースポットとして紹介している人もいるようですが、私のようにパワースポットという言葉自体があまり好きでない者からしても、確かにそうかも、と思わざるを得ませんでした。うーん、淡路にはこういう場所が本当に多い・・・。

特にここは、カメラを向け、写真を撮ることを少なからずためらってしまったというのは本当の話。



岩窟の神社。岩陰にいくつもの祠。ていうかここは山の上。城郭の石のサイズと比較するのが馬鹿らしいくらい巨大であり、これらの巨石は最初からここにあったのか?周囲には見当たらないことからすると、わざわざここまで運び上げたのだろうか?どうやって?何のために?

ネットで調べてみたところでは特にこれらの巨石についての記述は見当たらなかったのだけど、詳しくご存知の方がいらっしゃればぜひ教えてください。興味津々です。

概要
住所兵庫県洲本市小路谷
築城年1526年(室町時代)
面積278,459.9 m²(城郭遺構地域面積)
入場料無料
駐車場無料駐車場あり

各種情報
関連サイト
洲本城WEBガイド http://sumoto-castle.net/

マップ