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2013年10月29日火曜日

淡路の旅ドタバタレポート:07:淡路市立中浜稔猫美術館


思い掛けず予定外の大収穫だった絵島を後にし、ちょっとテンション高めのまま国道28号線を海岸沿いに南下。片側一車線の二車線道路だが、大きな脇道もないため信号が少なく、休日とはいえ車の台数もそれほど多くないためスムーズに流れて行く。走りながら、何か面白いものはないかとキョロキョロしていると、道端に「猫美術館」の文字。なに!猫美術館だと!?

だが、ここは淡路島。そう、探偵ナイトスクープでお馴染み「パラダイス」発祥の地である。私の頭の中には、猫に関するガラクタの類いを掘建て小屋や庭に適当に並べ、壁にペンキで描かれた猫らしき絵のある、まさに猫パラダイスのイメージが・・・。

だが気になる。慌てて広くなっている路肩へ車を滑り込ませ、iPadで調べてみると...。何とパラダイスどころか、淡路市立の列記とした美術館ではないか。こ、これはスケジュールなんて無視してもいいから行ってみなければ!

猫美術館
国道28号線から東浦インターチェンジへと曲がる交差点を逆に曲がると、道の駅東浦、淡路市立陶芸館、ガーデニングセンター、農産物直売所などが一緒になったエリア(道の駅東浦ターミナルパーク)に、猫美術館はありました。

とりあえず車を駐車場へ停め、美術館方向へ歩いて行くと・・・


う。案内看板が手描き・・・。まずい。やっぱりパラダイスかも・・・と思った先に見えたのは


えーーー!すごく立派な建物。壁面に猫の足跡オブジェまで貼付けてるってことは、この建物全部が猫美術館なのか!すげーーー!パラダイスかも・・・なんて疑ってごめんなさい。

入り口へ近づいてみると階段にも猫の足跡。




こ、これは・・・。もしかしてここは猫好きホイホイではないのか。いや、少なくともビジネスだとか建前だけで運営されてる施設でないのは間違いない。そうだ。猫が幸せなら人間もきっと幸せなんだ。そうだそうだ!と、鼻息荒くしながら入館。

入館料は大人500円。さすがにスケジュールを完全無視は出来ないので、1階から2階と全展示物を30分足らずという超短時間で見て廻ったが、館内撮影禁止で助かった。もし撮影OKだったら、このブログ記事は100スクロールくらいしないと読み切れないものになっていたはず。

ということで、猫美術館のレポートはここまで。展示物や展示内容については「ぜひ現地で自分の目でしっかりと確認してみてください」。猫好きなあなたの期待、決して裏切りません。

おまけ
ロビーにあった記念撮影用のパネル。
出口付近にあるスーベニアショップで購入した絵はがき2枚とパンフレット

絵島で出会ったおしっこ猫といい、この猫美術館といい、今回の旅は猫神様が見守ってくれているのだと確信し、ニコニコしながら美術館を後にしました。

【ご注意】
あくまでも中浜稔氏の作品を展示している美術館です。世界中の猫に関する絵画を展示しているというわけではありません。よって猫好き全ての方が気に入るかどうかはわかりませんので、その点は予めご了承ください。少なくとも私は大満足でした(^^)。

概要
中浜稔とは
1944年淡路市生まれ。南画の大家直原玉青師に師事し、墨絵を習得。猫画の展覧会を全国で開催。2000年に当市立美術館を開館。2001年には東久邇宮記念賞受賞。現在もなお展覧会を開催すると共に、各地で講師を行っている。財団法人動物愛護協会評議員。

住所兵庫県淡路市浦668-2
駐車場目の前に数十台分の有料(500円)駐車場あり。※ただし入館者は2時間?まで無料。
開館時間10:00~18:00 ※入館は17:30まで
休館日毎週月曜日 ※ただし月曜日が祝祭日の場合は翌日が休館日
入館料大人500円、学生300円、小人200円 ※団体割引あり

各種情報
公式サイト
淡路市立中浜稔猫美術館 http://www.nekobijyutsukan.com/

マップ

おまけのおまけ
おまけのおまけ。猫美術館とは全く関係ないが、文中に登場する「パラダイス」とは、以下の写真の場所のこと。施設内がどうなっているかは・・・さすがにここには書けないので、気になる方は各自で検索してみてください。






2013年10月28日月曜日

淡路の旅ドタバタレポート:06:絵島


予定に入っていないどころか、その存在すらその場へ行くまで知らなかった絵島。岩樟神社を堪能?した後、いつもならすぐに車に乗り込み次の目的に向かうのだけど、この時は何かに吸い寄せられるように岩屋港前の公園へ。そして公園を抜けた私の前に現れたのが絵島でした。

岸壁に立つ私は、目の前の景色がにわかには信じられないまま、しばらく立ち尽くしました。好天に恵まれたのもよかったのでしょうが、抜けるような青空と紺碧の海、そして人の手ではとても作り得ないだろう岩肌、小さいながら、まさに威風堂々とした島の存在感に圧倒されるばかりでした。

この絵島が、国生みの神話に登場する日本最初の島「オノゴロ島」ではないかという説があるというのを知ったのは旅行終了後でしたが、その説はさもありなんと思わせるに充分な島でした。単なる美しい景色ではなく、こここそまさにパワースポットだと感じたのは私だけなのでしょうか・・・。

絵島
岩屋港の目の前にあり、10mそこそこの橋を渡って島へ渡ることも出来ます。島の頂上へも行けるルートがあるようでしたが、私は何だか恐れ多い気がして上へは上がりませんでした。


私は見ることが出来ませんでしたが、夜はライトアップされているそうです。

おまけ:岩屋港の猫
私が絵島の撮影に夢中になっていると、とつぜん「ニャー」の鳴き声と共にトコトコとやってきた猫。逃げるどころか、私の足下にすり寄って来るではないですか。猫好きとしては、旅先で地元の猫と触れ合えるなんて最高のひと時。しばらくなでなでしていたのですが、猫が急に立ち上がったと思ったら、私の手に温かいものが...。

う!こいつ、私の手におしっこをかけやがった!と言いながら、ニヤニヤしてしまう私は少々猫好きが過ぎるようです...。


で、猫は何事もなかったかのように、どこかへ行ってしまいました。

概要(淡路市の立て看板より)
太古、イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの時最初に生まれた国が「オノコロ島」であり、淡路島を指すとされていますが、この絵島であるという説もあります。島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築港の際に、人柱となった侍童、松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられています。この島は砂岩でできており、もとは陸つづきでしたが波の作用によって島となりました。この自然が生み出した絵島は、周囲の山水との調和も見事で、特に夜景は「海に浮かぶ光の舞台」として、神秘的な姿で人々を魅了します。島の美しさは万葉の昔から歌に詠まれ、多くの人々に愛されています。

千鳥なく 絵島の浦に すむ月を
見るこよいかな
西行

住所兵庫県淡路市岩屋884-4
駐車場恵比寿神社の前、岩屋港に3階建ての市営駐車場(岩屋ポートパーキング)があります。※1時間までは無料でした。
面積1,153平方メートル

各種情報
淡路島観光.com
絵島 http://awaji11toko.com/tourism/kanko/eshima.html

マップ




2013年10月27日日曜日

淡路の旅ドタバタレポート:05:岩樟神社


崖にある洞窟がそのまま神社になっている岩樟(いわくす)神社。イザナギノミコトとイザナミノミコトと、その間に最初に生まれた蛭子命(ひるこのみこと)が祭神ですが、蛭子命は、体がうまくできあがっていなかったために、岩のように堅い樟の木で作った舟に乗せて流されてしまったという、何だか生々しい言い伝えがあります。

まずは恵美須神社へ
岩樟神社へ行くには、まず恵比寿神社へ行く必要があります。恵美須神社の後ろ側にあるのです。

国道28号線沿い、岩屋港前に恵美須神社はあります。
参道を拝殿まで進みます。
拝殿に向かって右側へぐるりと回ると後ろ側に岩樟神社があります。

目的が岩樟神社だとしても、ちゃんと恵美須神社へも参拝しましょう。

岩樟神社
ネットであれこれ調べてみても、祭神のことは書かれていても、岩樟神社自体の歴史などはほとんど見当たらないんですよね。位置的に恵美須神社との関係性もとても気になるところなのですが、よくわからない・・・。元々52mあった洞窟がなぜ3mになってしまったのか、以前は52m先に何があったのか、それもこれもよくわからない・・・。


実はこの崖は、岩屋城跡がある城山なのだとか。帰宅後に知って、ちょっと残念がっています...。

概要(淡路市の立て看板より)
岩樟神社の祭神はイザナギ、イザナミ、そしてこの二神より生まれた蛭子の三柱です。蛭子(事代主命)は一般には「えべっさん」の名で親しまれ商売繁盛の神であり、「西宮のエビスさん」の本家は岩屋であるという説があります。この洞窟は、昔52mの奥行があったのですが、現在では高さ1m60cm幅1m10cm奥行3mとなり前面の左右に上古の祭壇の跡があります。昔の風習から、現在でも古びた祭器や神体を納受する場所になっています。

住所兵庫県淡路市岩屋
駐車場恵比寿神社の前、岩屋港に3階建ての市営駐車場(岩屋ポートパーキング)があります。※1時間までは無料でした。
料金一般の神社であり参拝は無料

各種情報
あわじウェッブドットコム
岩樟神社 http://www.awaji-web.com/index.php?sightseeing_iwakusu-jinjya

マップ

より大きな地図で 岩樟神社(いわくすじんじゃ) を表示




淡路の旅ドタバタレポート:04:道の駅あわじ

道の駅あわじ

明石海峡大橋の淡路島側のたもと、淡路インターチェンジから車で走れば5分もいらないくらいすぐ近くにある道の駅。何と言っても明石海峡大橋を真下から眺められるベストポジションにあり、記念撮影ポイントとしても押さえておきたいスポットです。

メイン広場
敷地内からは明石海峡大橋がバッチリ

概要
お土産物店やレストラン、トイレなど道の駅としての一般的な施設はもちろん完備していますが、とにかく芝生の広場の広いこと広いこと。広場にはテーブルや椅子も配置されていますから、天気のよい日には屋外で休憩したり、食事をしたりすることも出来ます。というか、オススメ。

住所兵庫県淡路市岩屋1873-1
営業時間9:00 - 18:00
駐車場一般70台、大型10台、身障者用2台
休館日不定休

お土産物店の店内の様子
橋の下から敷地全体を俯瞰

明石海峡大橋
言うまでもなく、明石海峡大橋はでかいので、あまり近づき過ぎると撮影出来ません(笑)。私は時間の関係で手近なところからのみ撮影しましたが、道の駅の敷地は広いので、いろいろな場所へ移動しながらベストポジションを探してみてください。

芝生広場の入り口から広角レンズで撮影
上の写真とほぼ同じ位置から標準レンズで
橋の下から広角レンズで。※真下へも行くことが出来ます。

もっと敷地の南端の方へ移動すれば、横長い状態の橋が撮影出来るかもしれません。

淡路島牛丼&サイダー
この道の駅あわじで期待していたのは、何と言っても「淡路島牛丼」。こちらでは「焼き肉」「塩だれ」「カレー」の3種類のメニューがあり、私は焼き肉タイプをチョイス。こういうものって、期待し過ぎるとガッカリするパターンが多い中、予想通りというか予想を上回る美味しさに、人目もはばからず狂喜乱舞。淡路牛の肉の柔らかさと旨さの感激にとっぷりと浸る間もなく、あっという間に完食。これならまだまだいけるけど、今後を考えて自重。

牛丼と一緒に、目に付いた地元産のサイダー「アイラブネ」を購入。あれ?名前からするとサイダーではなくラムネなのか?よくわかんないけど、それほど炭酸もきつくなく、牛丼との愛称もバッチリでした。

広場のテーブルで撮影&食事
焼き肉タイプの淡路島牛丼。めちゃうま。
地元産サイダー?「アイラブネ」。国生みの地らしいデザインがGood。

こちらでは淡路島バーガーも人気らしいけど、バーガーは明日行く予定の道の駅うずしおに期待して我慢我慢。

淡路島特産の玉ねぎ
淡路島特産の玉ねぎ。時期的なものかもしれませんが、玉ねぎ専門店のようなお店もあり、非常にお得な玉ねぎから、え?と驚く高価なフルーツ玉ねぎまで各種販売されていました。

こちらの道の駅は今回参加した兵庫県戦国ブロガー企画へ参加しており、来場ブロガーに玉ねぎのプレゼントを行なっており、私もつやつやしたきれいな玉ねぎを2玉いただきました(^^)。

お得なパックで販売
7玉で1,580円という驚きの玉ねぎ。手が出ず・・・
いただいた玉ねぎ。屋外で撮影したらここ一番写りのいい写真に(笑)。

車での移動であれば、かさばる玉ねぎのお土産っていうのもありかもしれませんね。

各種情報
公式サイト
道の駅あわじ http://www.hm.h555.net/~michinoekiawaji/
マップ



2013年10月24日木曜日

淡路の旅ドタバタレポート:03:江崎灯台


江崎灯台は、明治初期に建設された歴史的な価値のある洋式灯台。ただ、20mほど離れた位置にチェーンがしてあり、灯台へ近づくことは禁止されています。ので、素晴らしいとされる眺望は全く以て期待出来ません。また、県道からの坂道には石造りの階段がありますが、雑草は生え放題、土砂が流れて階段が見えなくなっていて・・・観光スポットらしい整備はされていないようでした。

外観

概要(立て看板より)
江崎灯台は、英国人のリチャード・ヘンリー・ブラントンによって設計され、我が国で8番目に建設された石造りの洋式灯台で、明治4年(1871年)4月27日に点灯しました。平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災で被災しましたが、修復して建設当時の姿を残しております。

灯台からみる明石海峡の眺めは格別なものがあります。この海峡は昔から好漁場で漁業が盛んに営まれ、船が絶えることなく海峡を行き来しています。これら行き交う船の安全を守るこの灯台の果たす役割りは、計り知れないものがあります。

位置北緯34度36分23秒、東経134度59分36秒
光り方不動赤白互光、赤色5秒白色5秒
光の強さ白色:6.2万カンデラ、赤色:2.4万カンデラ
光の届く距離白色:18.5海里(約34.3km)、赤色:16.0海里(約29.6km)
高さ地上から灯台頂部:約8m、水面から灯火:約49m
管理事務所神戸海上保安部(078-327-8835)


駐車場・アクセス
淡路インターチェンジからだと、県道31号線を進めば5分程度で到着します。

県道31号沿いにあるこのモニュメントを目印に。無料駐車場が4台分あります。
この写真の奥へと進みます。もちろん徒歩です。
突き当たりにこの看板がありますので、ここから坂道を上ります。
一応石造りの階段がありますが、写真のような状態で歩き易くはありません。

歩くスピードにもよりますが、駐車場からだと約10分ほどで灯台まで到達します。
各種情報
Wikipedia
江崎灯台 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E5%9F%BC%E7%81%AF%E5%8F%B0
マップ