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2013年11月3日日曜日

淡路の旅ドタバタレポート:12:おのころ島神社


「おのころ島」とは、古事記や日本書紀によれば、イザナギ命とイザナミ命が天の浮橋に立ち、天の沼矛で海原をかき回し、その矛より滴る潮がおのずと凝り固まって出来た日本最初の島とされている。おのころ島神社はその島の名前をいただき、神社としては日本三大鳥居が有名だが、日本神話の国生みを語る際に外す事の出来ない重要な神社。

由来はこれまた古過ぎてよくわかってないらしい・・・が、神社公式サイトによると、古代の御原入江の中にあってイザナギ命・イザナミ命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきたとのこと。うーむ、説明になってないな(^^;。

ちなみに、イザナギ命とイザナミ命が祀られていることから、縁結び、夫婦円満、安産、健康長寿などにご利益があると言われている。

大鳥居
高さは27.1mもあり、平安神宮、厳島神社と並ぶ日本三大鳥居と言われているとか。で、実際にどのくらい大きいのかというと、近づき過ぎると鳥居なのかどうかわからないレベル。私も今回、広角レンズを持ってたので全体像を撮影出来たが、一般のデジカメだと、相当離れないと無理だと思われ。

写真だとスケール感がないので、少しでもわかりやすいようにと車がやって来るのを待って撮影。これで大きさ・・・わかるかな?(^^;




西側から神社へ近づくと、いきなり橋の向こうに巨大な鳥居が見え始めてビックリ。写真ではわかりにくいが、遠近感もなにもあったもんじゃない(笑)。


ちょっと離れた場所で、住宅越しに撮影・・・が、やっぱりバランスがおかしい(笑)。


拝殿・本殿
巨大な鳥居に目を奪われがちだが、神社としてはそれほど大きくはない。伊弉諾神宮などと比べると、ちょっと拍子抜けしていまうほど。


写真ではわかりにくいが、鰹木は8本。ちなみに伊勢神宮の内宮は10本、外宮は9本。何か関係があるのかもしれないが・・・よくわからない。

ちなみに鰹木とは、屋根の上に前後方向に並んでいる木の棒のようなもののこと。


本殿は伊勢神宮と同じ神明造。


拝殿東側に、どのくらい古いのかよくわからない夫婦のご神木が保存されている。


八百萬神社
おのころ島神社の境内摂社として八百萬神社があり、イザナギ命とイザナミ命の子供たちをお祀りしているとか。



その他
おのころ島神社周辺には、天の浮橋(天と地の間にかかる橋)、葦原国(あしはらのくに:古代伝承にもとづく日本国の別の呼名)などもあり。※それぞれにおのころ島神社の分社も建っている。

概要
住所兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
電話0799-42-5320
駐車場無料
正式名称自凝島神社
祭神伊弉諾命、伊弉冉命

各種情報
公式サイト
おのころ島神社 http://www.freedom.ne.jp/onokoro/

マップ




2013年11月2日土曜日

淡路の旅ドタバタレポート:11:アワジ花ホテル


10月の12(土)〜13(日)は、14日(祝)と合わせて3連休ということもあり、ネットで予約サイトなどを見てみると、片っ端から満室状態。普通に考えればこんな行楽シーズンの真っただ中、一週間前にホテルを確保しようなどというのがありえないわけで、当然といえば当然のこと。が、直接電話してみると意外と・・・だったり。

ということでネット予約は早々に放棄して、ホテルへ直接電話すること3件目、アワジ花ホテルさんから予約OKの返答をもらい、ホッと一安心。郊外にあるビジネスホテルだけど、車移動だし、ホテルは寝るだけなので全然問題なし。

アワジ花ホテル
洲本市街地から車を走らせること約20分。国道28号線沿いにあるため、郊外ながらそれほど苦もなく発見。とはいえ、地理に不案内なうえに夜間だったため、自分のいる位置がはっきりせず、20分が1時間にも感じてしまった。


ホテル前にも数台分の駐車場はあるが、これは1Fに入っているテナント用らしく、宿泊客はホテル裏側の駐車場を利用しなければならないらしい。国道28号線を100mほど南下すると交差点があるので、これを東側へ曲がり、50mほど進めば左手に駐車場。


駐車場は20〜30台は置けそうな広さがあり、無料で利用可能。駐車場側にも入り口があるが、実はこちらが本館でフロントもこの入り口から入ってすぐのところにあり、国道側から入ってしまうと戸惑うかも。

客室
今回案内された客室は、新館の最上階(といっても5階ですが)。室内の設備や備品などはビジネスホテルとしては特に可もなく不可もなくといったところ。掃除も行き届いており、一晩泊まるには充分過ぎるくらい。


ただ、無料WiFiはホテル独自のものでなく、会員登録をしなければ利用出来ないタイプだったため、面倒なので利用せず。これだけはちょっと残念かも。

あと、客室のメインの照明が家庭用蛍光灯?のようで、スイッチの紐がぶら下がっていたのはご愛嬌(笑)。で思わず「紐かよ!」と突っ込んでしまった(^^;。

そうそう。空調は各部屋個別にエアコンがついているため、自分の好みの温度で暖房でも冷房でも好きな設定が可能なのはありがたかったなぁ。

ホテル内には大浴場もあったみたいだけど、利用しなかったのでコメントはなし。

朝食
ずっとやってるのかどうかわからないけど、この時は無料でパンとコーヒーのサービスがあるとのことだったので、朝食は予約せず。翌朝、1Fのレストランへ下りて行くと、トーストはなかったが、イングリッシュマフィンとロールパン、そしてコーヒーがセルフで食べ放題?になっていた。※食べ放題っていうのは言い過ぎか(笑)。


これはこれで私的には全く不満はないどころ、充分満足してたんだけど、隣のテーブルで老夫婦が食べていた和定食がすごく美味しそうで、この時ばかりは予約しておくんだったと後悔。


総合評価
あくまでも私が宿泊した際の印象のみだが、コストパフォーマンス的には満点。ホテルライフをエンジョイしたいという人にはお勧めできないが、あくまでもビジネスホテルなので(^^)。全体的には★★★★てところかな。

概要
南あわじ市と洲本市のちょうど中間あたりの郊外にあるビジネスホテル。客室は国道沿いの新館で、本館には会議室などもあり。クレジットカード精算OK。
住所兵庫県南あわじ市 市青木114-5
電話0799-42-0029
駐車場無料
料金曜日を問わずシングルルーム 6,000円他 ※2013年10/12時点

各種情報
公式サイト
アワジ花ホテル http://www.m-awaji.jp/~awaji-hanahotel/

マップ




淡路の旅ドタバタレポート:10:タワーコーヒー


愛媛から関西方面へ車やバスで移動する際、高速道路で淡路島を通り抜けることはあっても、一度も降り立ったことがなく、今回の旅が私にとって初めての淡路島。それまでに知っていた淡路島の知識と言えば正直、神話の世界では、日本で最初に出来上がった土地ということの他は、サービスエリアに観覧車がある・・・ということ程度(^^;。うーむ、今考えても、旅行以前の問題のような気もするが、それを今さら反省してもしかたない。

旅行することに決まったけど、目的地である淡路島のことを何も知らないということをとりあえずFacebookに投稿すると、たくさんの友人達からアドバイスやら情報をもらった。オススメのスポットや食べ物、交通事情などなど・・・。持つべきものは友だなぁと感謝したのだが、その中でも、淡路島出身の友人から現地在住者を紹介いただいたのには大感謝。

それがこちら、自家焙煎コーヒーのお店「タワーコーヒー」のオーナーである平野さん。事前にFacebook上で友達承認をいただき、現地在住者ならではの面白い情報をたくさんいただいた。旅行自体がブログ目的ということもあり、SNSを活用して情報収集したり、現地の方と知り合ったりと、何だか意図しないままながら今風の旅行というか、これからの旅行はこういう形もありなんだろうなと実感。

タワーコーヒーはコーヒー豆のお店だけど、カフェも併設されているということで、当然ながら今回の旅程にも組み込み、カフェでゆったりと美味しいコーヒーでもいただいて旅の疲れを癒そう・・・と考えていたのだが、スケジュール崩壊の一日目、お店に到着したのは既に日もとっぷりと暮れた夜中、閉店間際だった・・・。

タワーコーヒー到着
タワーコーヒーは、洲本市の市街地からちょっと離れた場所にあるが、目の前に大型スーパーがあることもあり、道は思ったよりわかりやすかった。


建物はヨーロッパ風のかわいい外観。よかった!まだ開いてた。


タワーコーヒー店内


結局到着したのは閉店時間20分前だというのに、次々とお客さんがやってきて、なかなか挨拶も出来ず、しばらく店内をブラブラ・・・。コーヒー豆の販売とカフェの他にも、地元クリエイターの作品も展示販売しているようだ。

待っている間、看板犬のももちゃんに遊んでもらおうと思ったのだが、この日は何だかお疲れの様子(笑)。全く相手にしてもらえず(^^;


やっとお客さんが途切れたタイミングを見計らって平野さんにご挨拶。その土日に開催されている地元イベントの情報を中心にお話をさせていただき・・・

あ、今気付いた。肝心の平野さんの写真を撮り忘れてた・・・orz。店内写真で後ろ姿だけ写ってるけど・・・。残念。

それはさておき、せっかくなのでコーヒー豆を自分用に買って帰ることにし、あれこれと試飲させてもらった。


好みを伝え、いくつかオススメいただいた中から、スッキリとした味わいの「ニカラグアCOE」をチョイス。メモし忘れたのではっきりと覚えてないけど、200gで1,400円くらいだったはず。


パッケージもなかなかおしゃれ。豆はコーヒーメーカー用に挽いてもらったのだが・・・帰宅後、さぁ飲んでみようかと開いてみたら、豆がそのまま入っていた(笑)。わはははは。平野さーん(笑)。ま、豆は飲む際に必要な分だけ挽いた方が美味しいし、全然問題なし(^^)。

ということで、お忙しい中、丁寧なご対応&有用な情報提供いただいた平野さん、本当にありがとうございました!

と言いながら、二日目にも再会することになるのだが、それはまた後ほど。

概要
カフェも併設された自家焙煎コーヒー豆のお店。ブラジル・ペルー・ニカラグア・エルサルバドル・ケニアなどの産地まで豆を探しに出かけるこだわりよう。
住所兵庫県洲本市下加茂1丁目2-21
電話0799-26-3715
営業時間10:00~19:00
定休日月曜日

各種情報
公式サイト
タワーコーヒー http://www.tower-coffee.com/

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2013年10月31日木曜日

淡路の旅ドタバタレポート:09:伊弉諾神宮


淡路島へ訪れた以上、ここへ訪れないわけにはいかない。何てったってイザナギである。そう、日本人なら誰もが知っている国生みの神話に登場してくる、イザナギ(伊弉諾尊)とイザナミ(伊弉冉尊)のイザナギなのだ。

※なぜ「イザナギ」とカタカナで書いているかというと、資料によっては「伊邪那岐命(イザナキ)」「伊邪那美命」と表記してある場合もあり、いちいち変換するのも面倒だというのもあり、ここではカタカナで通してしまえ!と心に決めたため。

※ちなみにこの資料とは、私が「神社検定」なるものを受けるため、勉強をした際に購入した神社本庁監修の公式テキスト「神話のおへそ」である。恐らくこれが正しいのだとは思うが、なぜ漢字表記が異なっているのかの理由が私にはわからない。

などと、津名一宮インターチェンジから県道88号線を西走しながら考えていると、竹谷交差点を越えたあたりから、道の両側に数メートル間隔でたくさんの灯籠が並び始めた。既にこの道は参道・・・ということなのだろうか。まだ鳥居も鎮守の森も見えていない距離だと言うのに、さすがイザナギ!とわけもわからず感心しながら、とにかく車を走らせる。

絵島そして淡路市立中浜稔猫美術館と予定外のストップをし、さらにあわじ花さじきで予定外の長居をしてしまったため、お天道様は山陰に入ってしまい、あたりはこの後一気に暗闇に包まれるであろうギリギリの時刻。今から神社へ行って何が見られるのか?写真が撮れるのか?それ以前に神社は見つかるのか・・・。

それでも何とか、車がスモールライトを点け始める頃、やっと伊弉諾神宮へ到着した。

伊弉諾神宮
とにかく大急ぎで車を駐車場に止め、駆け足で神社正面へ。


シンプルだけど、威厳のある鳥居。神社検定3級の知識をもってすれば、これが神明鳥居という形だということは容易にわかろうというもの。ちなみに、既に写真では暗がりになっているが、これは帰り際に撮影したため。

※この鳥居は、阪神淡路大震災時に倒壊したため再建されたもの。


ちなみに参道の写真も帰り際の撮影。灯籠に灯りが灯っている方が雰囲気があっていいだろうと思ったけど、どうも暗過ぎるような気が・・・。


時間が時間だからなのか、あたりは厳粛なまでの空気感に包まれており、自分の足音でさえその場を乱す騒音のようにさえ感じてしまう。灯籠にしろ池にしろ、カメラを向けていることが失礼にあたるのではないかという恐れを感じてしまい、本来撮影しておくべき何枚かの写真が足りないことに、帰宅後気付いたほどである。


が、写真でわかる通り、門の左側に議員の立て看板が・・・。正直、ちょっと拍子抜け。それを許可する神社も神社だが、持ち込む議員も議員だ。いや、後援会が勝手にやったのかもしれないが、場所をわきまえてもらいたい、と感じるのは私だけではないのではないはず。

などと躊躇している場合ではない。手水舎で両手と口をすすぎ、いざ。

拝殿・本殿


拝殿は想像していたほど大きくはないが、地方の神社としては充分過ぎるサイズである。建物自体も重厚な感じがするが、それは空気の重さがそう感じさせたのかもしれない。


門をくぐった地点から、ぐるりと強引パノラマ写真を撮ってみた。例によってブログの枠をはみ出してしまっているし、繋ぎ目も適当だが、まぁ、ご愛嬌ということで。


本殿は流造(ながれづくり)であり、京都の上賀茂神社や下鴨神社と同じ作りになっていた。※しつこいが、神社検定3級の知識をもってすれば、うんたらかんたら・・・。



概要
この伊弉諾神宮がそんじゃそこらの神社とわけが違うのは、まっすぐ東に進むと、何と伊勢神宮に行き当たるということでもわかろうというもの。詳しいいわれなどは、私がここに書くのもアレなので、ぜひ公式サイトを見てみてください。
住所兵庫県淡路市多賀740
主祭神イザナギ命、イザナミ命
創建不明 ※古事記や日本書紀にも記載がある。
駐車場あり(無料)



各種情報
公式サイト
伊弉諾神宮 http://izanagi-jingu.jp/

マップ